2011-08-14

彼のメシがまずくない

同居の彼は、料理が割と得意である

プロセミプロとは比べるべくもないが、あの年の男性としては立派な自炊ができる。

現在は私よりも彼の方が家にいる時間が長いので、彼が食事を作ってくれる。

ちょっと私の趣味と違う場合が5%、普通に美味しいのが85%、とても美味しいのが10%というところ。

しかし私は必ずしも喜んで彼の食事を食べていない。

その日の気分と違う物が出ると喜べない。日によっては家で食べること自体が億劫だったりする。

美味しいと感じても、それを口にして次もまた同じ反応を期待されたら、と思うと言えない。

だって次は気分が違って同じ物でもそこまで喜べないかもしれない。

「これ美味しいね」の一言から始まるであろう一連の会話が面倒というのもある。

他人に食事を作ってもらいながら、この態度は酷い。我ながらそう思う。

逆の立場だったら、何と作り甲斐の無い相手かと腹が立つだろう。

彼には何の否もない。

私は心から喜んで彼の食事を食べるべきなのだ。そうできない私が問題なのだ。

なのにそれを直せず、今日もおもしろくない顔で私は食事をする。

そのことがまた食事の憂鬱さを強くする。悪循環だ。

もう食事は作らないでいい、と彼に伝えることすらできずにいる。

今は、一人での食事が一番心が休まる。

泥沼だ。

  • そんなめんどくさいこと考えずに、黙って食えば良いんだよ

  • 猫にもこういうこと考えながら飯食べてるやつがいそうだなと思ったら、なんだかほほえましくなった。 あー、『いただきます』か『ごちそうさま』を言うようにすればいいと思うよ...

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