四人いたうち、二人がタバコを吸いに外に行った。
禁煙しているヨウジと、タバコを吸わない俺が残った。俺は疲れと眠気に負け椅子にだらりと浅く腰掛けていた時、
酒に酔ったヨウジが俺に、他愛のない質問をしてきた。
そんなんで人生楽しいのか?一回挑戦してみおお、hakffdssak...(もにゃもにゃ聞き取れない)」
しばし考え込んだ。
確かにしたことない。だったら何が悪い。と、思いつつも、俺の精神衛生上、間違いなく悪い・・
そのうち彼女くらい出来るだろうと思いつつ、気がついたら年月だけが過ぎていた。
ところで挑戦ってなんだろう。
「挑戦ってなんだよ」
「だからなにをどうやって挑戦するんだ」
「もう知ってる」
「じゃあすぐデートに誘え」
「もう断られた」
「・・っとじゃあ、っとだな・・」
「何の話をしてたんだ」と聞かれたが、ヨウジは「いや、何でもねえよ」と答えた。