石原の「(同性愛者は)どこかやっぱり足りない感じがする」発言について、報道された記事のブコメ見てるとさんざん皆叩いてるけど、
でもどうせ叩いてる人だって、"人に対して性愛を持てない性指向"であるAセクに対しては「人を好きになれないなんてどこかやっぱり足りない感じがする」って思うんだろうな。
性別を男女の二種類とするなら、それだけで、本人の性別に関わらず
・男を好きな人
・女を好きな人
・両方を好きな人
・両方を好きじゃない人
の性指向があって自然なのにね。
実際は性別自体が二種類とは言えないし、性指向も曖昧な人もいるし、もっと多種多様なのに。
同性愛に関しては、そういう人がごく自然に存在する、ということはもうある程度の理解を得られているし、だからこそ石原の発言に同性愛者じゃない人も憤慨しているのだろうけど、異性愛者でも同性愛者でもない人に対する理解はまだまだされていない。
だからAセクは「同性愛を差別しない人」からも、石原と同レベルの無意識の差別発言をされたりするんだよね。
人間に対して恋愛感情が抱けないだけで、普通に親子の情も友情ももちろんその他の感情もあるっていうのに、心ないだとか格好付けてるだとか厨二病だとか言われたり。
前にブコメでちらりと書いたことがあるけれど、
心の性も体の性も性指向もグラデーション状であり、それぞれが必ずしも一致しない、という事が、一刻も早く常識になればいい。
混同している・画一的であると思い込んでいる人が、世の中には多すぎる。
石原と五十歩百歩の人がはてなーにも沢山いるだろうに、たまたま分かりやすく石原が「差別しちゃいけない人達」への差別発言をしたからといって、自分を棚に上げて叩きまくるのって、なんか違うよね。
物凄いよくわかる。 あれに殺到してる人たちが差別しない人かって言ったら全然そう思えない。 自分はAセクなのかどうかもよくわからないけど そういう嫌な言い方やお説教にははてな...
差別で一番問題なのは制度的、社会的なものなわけで、そういう意味では個人が差別的な感情を持っていようが些細なことなんだよ。 石原が叩かれるのは、そういう考えを元に制度を作...