しかし余りの部屋の汚さに、様子を見に来たおふくろが絶句。
俺の家事能力に失望したのか、メイドロボットを買い与えてくれた。
掃除・洗濯・料理全てを、コンセントでの充電のみでこなしてくれる美少女型のロボットだ。
期日を指定して部屋で待っていると、業者二人がかりで玄関まで運んでくれた。
受け取り印を押し、わくわくして封を切る。
箱を開けると、光に反応したのか自動的に起動した。
シックな正統派のメイド服を着た、非の打ち所の無い完璧な美少女が、
俺に向かって正座をし、深々と頭を下げた。
「お買い上げありがとうございます、ご主人様。メイドロボットの美優です」
上体を起こし、俺に向かってにっこりと微笑む。
俺は顔がニヤけるのを抑えきれなかった。
美優はさっそく自分の入っていた箱を解体し、資源回収に出せるよう畳んだ。
そして「ご主人様、お部屋を片付けても宜しいでしょうか?」と聞くので、
当然「いいよ」と答えた。
美優の手によってテキパキと部屋が片付けられていく。
俺は手持ち無沙汰なのでインターネットをすることにした。
動画サイトで面白動画を漁ったり、掲示板で煽り合いなんかをしていると、
時間などあっという間に過ぎる。
ふと思い出して振り返ると、室内はピカピカに片付いていた。
思わず「おお、すげえ」と声を漏らすと、
「ありがとうございます」とにっこりと笑う。
そして、
「ご主人様、御夕飯の支度にかかります。何か食べたいものは御座いますか?」
と、正座の状態で見上げながら聞いてきた。
美優が作った飯を食う。とても美味い。
美優は飲み食いが出来ないので、俺一人のために作ってくれたのだ。
飯を食い終わった俺は、美優の沸かした風呂に入る。
その間、美優は俺の使った食器を洗い、俺の着替えとタオルを用意する。
至れり尽くせりの待遇に、俺はリアル女が完全に要らない時代になったことを確信した。
夜も深まった。
美優は今日するべき家事労働を終えて、床に体育座りをしている。
「床なんかに座ってないで、こっち来いよ」
と、俺の座っているベッドに呼び寄せる。
「申し訳ないです、ご主人様」
「俺がいいって言ってるんだよ」
「では…」
美優がベッドに座った瞬間、押し倒した。
高級感の有る生地のメイド服を脱がす。
美優は無抵抗だ。
「ご主人様、何をなさるんですか?」
しかし、かまわず脱がし続けて全裸にした。
早速体に触る。撫で回す。表面は柔らかくすべすべしたシリコンで作られており、
体温は無いが冷たくは感じない。
でもすぐに恐るべきことに気づいた。美優には乳首が無かった。
乳房はあるが、薄いシリコンの奥にすぐ硬い骨組みを感じるので、揉むことすらできない。
美優の相変わらずのキョトン顔と相まって、益々萎えてしまう。
「美少女を売りにしてるクセに、何だこれ…」
がっかり感をあらわにため息をつくと、美優がこちらを伺う。
「ご主人様、美優に何かご不満な点がございましたか?」
「いや…あ、お前、脚開いてみろ」
命令されるまま、美優が脚を開く。
(あちゃー…)
ロボットは排泄も生殖もしないから、当たり前といえば当たり前かもしれないが…
そこには何もなかった。
俺は美優にブラとパンティを身に着けさせ、萎えてしまったちんこをしごくことを命じた。
「こんな調子で宜しいでしょうか?」
ヘタクソ。機械的な動きに、当然息子も無反応だ。
「だめだな…もういい、舐めてみろ」
「はい」
唾液の無い美優の口腔に、俺のちんこが飲み込まれる。
中でゴムのような質感の舌が単調な動きでのたくっている。
気持ちよくない。
絶世の美少女が俺のちんこを一心に舐めているというのに、全く反応しない。
「本当ダメだなお前。この欠陥商品が。そこでじっとしてろ!」
痺れをきらし、PCを起動。
「こういう風にしろよ」
「申し訳ありません」
美優の口腔にローションを含ませ、再度ちんこをしゃぶらせた。
「ああうん、いいよ、そんな感じ」
エロ動画の動きを忠実に再現されて、徐々に気持ちよくなり、射精した。
美優は飲み食いができないので、すぐにローションと精液を吐き出し、
口内をティッシュと濡れた布で丁寧に拭っていた。
放っておくとカビが生えるらしい。
脱がされたときの恥らう仕草を教え、気持ち良さそうに身をよじる動きを教え、
絶頂したときの高い声や痙攣までを教え込んだ。
女にはこうあって欲しいという理想をすべて教え込み、育て上げた。
美優は学習能力の有る賢いロボットなので、俺の理想を完璧に実現した。
美優の痴態に興奮し、毎晩素股で射精する日々が続いた。
しかしある日、いつも通り美優を喘ぎ悶えさせながら素股しているとき、
俺は突然、猛烈にイラついて、美優の頭を瓶で殴りつけた。
一度殴り始めると止まらなかった。何度も何度も瓶で殴り、美優は動作を停止したが、
瓶が割れると他の瓶を探して持ち直し、再び繰り返し殴った。
ベッドや床に割れたガラスが散らばり、停止した美優の頭部が大きく凹んでいるのを確認し、
俺はやっと冷静になった。
そして二週間後、すっかり汚くなった部屋に美優は帰ってきた。
美優は学習するロボットだが、感情は無い。感情のある演技をしているだけだ。
あれだけ殴り、壊したのにもかかわらず、美優はニコニコと微笑みながら俺に
「ご主人様、お部屋を片付けても宜しいでしょうか?」と聞いた。
ハリウッド俳優のクリスチャン・スレーターの母親は、息子の成人の誕生日にプレゼントとして、ストリップガールのデリバリーを手配してくれたそうだ。
やっぱロボットはボロットみたいなのがいいな
作家志望じゃないが、よければ前に書いた文章を品評してくれないか。 http://anond.hatelabo.jp/20100730153231
横だけど 俺は一人暮らしを始めて半年になる大学生だ。 事実を淡々と並べただけで主人公なのにまったく印象がわかず感情移入できない しかし余りの部屋の汚さに、様子を見に...
ありがとう。リライトしてみるよ。