2008-09-03

もうすぐ会社を辞める。

仕事は好きでやりがいも感じている、しかし手取りが10万切って生活できないよー。

休日出勤だらけ、振替休日もらえない、サービス残業当たり前、

作業してるPC限界になってしまい外付けのHD買ったら経費で落とせませんとナー。

いっくらHD価格下がってるとはいえ手取り10万切ってる人にとっては手痛い出費。

こんな環境だから辞めていく人は後を絶たず

その人たちの仕事やら、専門外の仕事も振られて家に帰ったらクタクタで死ぬ。

まぁ家に帰ってできる仕事もあるからそれやって4時間くらい寝る。そんな毎日。

無我夢中でやってきたけど、やっぱり苦しくなって落ち着いて周りを見渡した。

働いてもお金がない。打ち合わせの電話(携帯やりとり)も自分の電話代だ。

光熱費はかなり安いがなんだかんだでお金はあっというまに消えていく。

何が辛いって、買い物に行けない。安い店が開いてる時間に行けない。

24時間オープンしてるスーパーはあるけど値段も張る。

自炊コンビニおにぎりもさほど出費はかわらず。なのに給料安い。

職場から近いところに住むように言われ、

職場が家賃の安いところを求めて引っ越すたびに、引っ越しを繰り返した。

費用は出すからと言いながら結局一度も出してもらえなかった。

引っ越し引っ越し料金以外にも何かと出費がある。

敷金礼金に心をえぐられるだけではない。微妙に違う収納の置き場とか。

そしてこのたび、3度めの引っ越しを打診された。

もう無理です。

社長になんとかならないかと訴えてみたら、不思議そうな顔をしてこう言われた。

約束した額を払ってない訳じゃないし遅れたり支払わなかったわけじゃない」

「私も休みなしで働いてる」

その言葉で完全に心が折れた。目が覚めたというべきか。

今まで辞めていった、離れていった人もこういう気持ちになったんだろうな。

これまでこの社長の言うことはわりと素直に聞いていた。

辞めていった人間に対する評価も社長言葉でしか知らなかった。

仕事が好きだから、給料安くてもやりがいを感じていたから、目を背けていた。

この社長はだめだってことに。

いくら仕事が好きでも、好きだけでは限界がある。

どんなに好きな人でも、お尻の穴を舐めろと言われたらできない(言われたことないけど)、

それと同じだ。

そして先月。

もう仕事を続けることはできない、と退職の意思を出した。

社長はまるで引き止めるそぶりも見せず、それを受け入れた。

淡々退職する日取りが決められ引き継ぎの話になる。

そうなんだ……

ここまでやっても、別に辞めてほしくない人材ではなかったんだ……

予想以上にこたえた、みたいだ。

どんなときでもなくなることがなかった食欲がなくなった。

やめていたタバコをすいはじめた。金もないのに酒量も増えた。

転職サービスへ相談したが、同業種での転職は厳しいといわれた。

年齢の割に、その業界でのキャリアが浅いからだそうだ。

かといって別の業種へ行っても、収入は今と変わらないくらいになる気配。

退職する日は近づいている。

でも何もこの先が決まらない。アルバイトでは結局、現状と変わらないままだろう。

焦燥感しかない。

社外の人に会社を辞める挨拶をするたびに心が痛む。

みんないい人たちだ。心から惜しんでくれる。

そしてそのたびに、何故私は辞めなければならないのかと思う。

でもここで辞めなければ、貯金もままならないまま、年齢を重ねていくだけなのだ。

好きな仕事をやりたいからと親の反対を押し切って家を飛び出した手前、

親に迷惑をかけることだけはしたくない。

結局親の言う通りだったのか。

いや。これまでしてきた仕事には誇りがある。

私にしかできない仕事だったという自負がある。

飛び出したことは間違いではなかった。この経験は必ず糧となる。

そう、思うのだけど。

辛い。苦しい。一人になると涙が出る。

病院とか行けば何らかの心の病の診断がもらえるんじゃないかと思う、

しかし病院へ行く金もない、保険証ももうすぐ使えなくなる。

本当に、何だったんだろうな、この3年間。

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