はてなキーワード: 福神漬けとは
角材の様な直方体で、奥行きも高さも同じくらいの長さの(どちらが縦だかわからない)沢庵のことだ。
一枚・二枚と数えるかのようなぺらっぺらの沢庵と違って、太くて噛み応えがあっていい。
この手の沢庵を提供する定食屋は、大抵が二切れ分を盛り付けてある。
一切れが「人を切れ」三切れが「身を切れ」などというこじつけはどうでもよいが、太い沢庵は二切れが丁度いい量だ。
一切れだと一度箸で掴んだ分が全てというのも侘しい気がするし、三切れだと明らかに量が多い。
三切れで丁度いい量にしたならば、一切れ分が短すぎて不格好となること必至である。
一方で、ぺらっぺらの沢庵だとたったの二切れでは不足だし、五切れもあったとて一切れ分が少ないので侘しさを数で誤魔化すようで虚しさを感じる。
ちなみに四切れだと「死」を連想するからこれもまた良くないそうな。
沢庵はメニューに書かれていない。
定食と書いてあって米飯と味噌汁が無ければおかしいが、沢庵は必須ではない。
だから、配膳されなかったとしても何の問題も無いし、文句のつけようもない。
しかし、それだからこそ、その店の心遣いや気配りが表れてくるというものだ。
ちなみに、梅干し・柴漬け・奈良漬け・浅漬け・福神漬けなど沢庵ではなく他の変わり種の漬物だったとしたら、それはそれで店の独自性やこだわりを感じられてうれしいということを念のために付け加えておく。
食いたいなぁ、でもお高いよなぁ・・・と3分ほど逡巡したが、今日の俺は食うと決断した。
「夏野菜たっぷりカレー」とかあったらいいなと思いつつ向かう。たどり着く。
店舗の前の、のぼり旗によると、今はチキンカレーが売りらしい。なんで?夏野菜を推せよ
「空いてる席にどうぞ」と言われたので適当に座る。
最初に目に入ってくるメニューはやはりチキンカレーだ。うるさい。
チキンつったらアレだろうが。ポークの代用としてお安く出てくる奴だろうが。
それが1000円超えるとは何事だ。けしからん。
頑張って「夏野菜たっぷりカレー」を探すが見当たらない。チクショウ。
おススメらしき定番トッピングを一通り観るが琴線に触れるものが無い。お前の力はそんなものかCoCo壱番屋。
仕方がないのでトッピングの一覧をにらみ、理想のカレーを一から構築する。あぁ面倒くさい。
と、思ったら、ポーク?ビーフ?ベジカレー?辛さ?ご飯の量?あぁもう面倒くさい。
トッピングにたどり着くまでがもう面倒くさい。お腹が空いているのにこんなストレスかけないで欲しい。
CoCo壱番屋の手前のコンビニで500円でカレー売ってたけど、あれで良かったんじゃないかと思い始める。
それっぽいのは、ナス(ハーフ)のみ。ギィィィ!!!トマトとかズッキーニとか無いのか!あと、ハーフって何!
仕方がないので、ベジカレー,2辛,ご飯200g,ナス(ハーフ),ほうれん草(ハーフ)とシーザーサラダを注文する。
ご飯を減らしたが、ソースまで減るとは気づいておらず、後でガッカリする。
待っている間店内を見回す。
名探偵コナンの単行本が1巻から置いてある。何回通えば読破できるのだろう。
シーザードレッシング?は偉大だな。シーザーが偉大なのかは知らない。ブルータスに裏切られた人だっけ
カレーが届く。
腹いせに福神漬けをこれでもかと盛る。あれ、大根になったんだっけ?確かにやけにシンプルな漬物だ。
カレーを食う。美味い。正直、何も特別なものは感じない。でもカレーは美味い。そうだった。忘れていた。
福神漬け(のような漬物)とカレーにまみれたご飯を食う。美味い。
でも漬物は流石に入れ過ぎた。しょっぱい。
今に始まった事ではないのだろうけど、飲食店で机に備え付けてあるソースや福神漬けとか箸とか、どっかのアホな客が何かやらかしてるんじゃないかと思って使いたくなくなってきた。
いやなら使わない、それこそ徹底してマイ箸持参すればいいんだけど、これから小梱包にしたり箸も含めて必要分をお盆に載せてくるのが主流になるんじゃないかな。
それにしても食べ物で遊ぶなんて、ほんと罪深いわ。
自分の子供にはこんなアホなことをやると巡り巡って自分に悪徳が降りかかってくるというのをしっかり教えておこうと思う。