はてなキーワード: 大澤真幸とは
面白かったッス。
資料まとめただけとか、主張がないとかいう批評が多いけど、おまいらどこに目をつけとるのかと。
著者は、中田英寿の「引退と旅立ち」から筆をたて、「あいのり」「須藤元気」「イラクの人質事件」といったアイコンから「現代特有の自分探し」の様相をつまびらかにする。
そして、自分探しのルーツをさまざまな資料をもちいて探し当て、現代にいたるまでの自分探しの変容を記していき、こうした自分探しが生まれた原因と、それを食いものにする産業構造を告発する。
労作だと思う。
ここまで資料と史料を駆使して、「自分探し」に切り込んだ本はなかった。
なぜ自分探しはとまらないのか。
それは、著者自身がふれているように、また大澤真幸の「不可能性の時代」でも指摘されているように、近代において「個性」であるとか「自己実現」「かけがえのない自分」といったものが異様なまでに称揚されてきたことにあると思う。
普通であることは凡庸とみなされ、多くの人が「何かになるよう」に「強要され」たえざる不安の中で生きることになった。
政治・財界、マスコミ、多くのリソースがそそぎこまれ「不安な個人」を形づくった。
そうした「不安な個人」はちょっとつつけばすぐに「自分探しという病」にからめとられる。
「自己啓発セミナー」や「我求館の杉村太郎」、「ワタミグループの労働スタイル」など、それぞれに自覚があるかないかはともかく、「不安な自己」をくじいて、過剰なポジティブシンキングで「どこかにいる自分」を目指して走らせるというスタンスは「自分さがし業者」に共通する。
この手法の始祖をニューエージやニューソートに求めた著者の指摘は概ねただしいだろう。
そう考えると、「自分探し」は近代の先進国に共通する宿痾といえるのかもしれない。
では、自分探しは悪なのか。
著者にはこうした自分探しにはまる若者を嘲笑するスタンスが見え隠れする。
私もそうだ。
でもちょっぴり羨ましかったりする。なんだか楽しそうだしね。あのテンションの高い人生は。
けど、「自分探しが悪」とは言い切れないと思う。
「自分探し」と「よりよく生きるための努力」は紙一重だからだ。
ただ、化粧やダイエットからはじめればいいのに、いきなり美容整形に手を出すような「自分探し」は危険だと思っている。
とりわけ悪徳業者にその「自分探しによる生きがい」をいいように利用されているな事態は問題だと思う。
手段である「自分探し」が目的化したとき、「自分探し」は病に転化するのだ。
著者はこうした自分探しへの処方箋として「前向きに生きること」なんてのを掲げている。
ちょっとそりゃないだろうって気がする。
多分「自分探し」のカーネルがなんだかを探求しつくせずに、自分探しの様相を総覧的にまとめあげ、そのルーツをニューエイジとかに局所化しすぎたからそんなしょぼい結論しかでてこなかったんじゃないかと思う。
アクセル全開に人生を突っ走り「無限遠の彼方にいる自分」を探すのでもなく、「そのままの君でいい」なんて甘言にのせられて「そのままの自分」を探しだすのでもない、「宙づりの自分」に我慢できる第三の道が、自分探しにからめとられない生き方のヒントだと思う。
それってなんだよ。
具体的にいえよといわれても、私も思索の途中です。
すいません。一生答えなんて出ない気もしますが。
けど、「闇金ウシジマくん」の<サラリーマンくん編>の主人公、医療営業の小堀が全てを失ったあとに達した境地がヒントになるような気がするんだけどね。
(あれって「小さな成熟(苦笑)」?・・・)
はまち 「こんにちはこんにちは!」
こんなところから世界を変えようなんて本気で考えてたの?」
はまち 「そうだね!最初のうちだけちょっとね…!」
草薙 「で今の気分はどう」
はまち 「特別な気分にはならなかったかな…!><
実はぼく、あなたと記憶を共有した時点ですべてが終わってしまったのかも…!
あとは素子たんがうまくやってくれるだろうっておもってたよ…!!」
はまち 「ごめんね!><
でもすべての情報ってオープンにしちゃったら、“情報”ってものじゃ無くなって、
関係ないとおもってるみんなのこころや、もしかすると悪いこと考えちゃってるだれかのこころの一部になっちゃうのかも…!」
はまち 「うん…!じっさい最後は素子たんまではまちちゃんを演じてたもんね!」
草薙 「たしかにあれは面白い現象だった。それにしてもこれだけの事件を引き起こした最初の動機は何だったの?」
はまち 「きみって世界中で起こる何もかもがインチキに見えちゃうんだろうね…!!><」
はまち 「うん…!でもまぁぼく自身サイトを持っているから、少なからず脆弱性に対する恐怖みたいな物があったのかもしれないけど…!
あれは僕がたまたまネット上で見つけたひとつの脆弱性がきっかけだったんだ!
IPAたんがたぶん誰かに作ってもらったその送信フォームは脆弱性があって、だからIPAたんにメールしたんだ…!」
はまち 「しいて言えばね…!ぼくはぼくが見える世界をみんなに見せるための機械だよ…!」
はまち 「うん…!ぼくはぼくだけがたまたま知りえた脆弱性の確認とお知らせをぼくの使命と錯覚して奔走しちゃったのかも…!><」
草薙 「で見事に玉砕。無垢な媒介者は社会システムの醜悪さに落胆し口を噤んだ」
はまち 「うん…!そしてぼくは消えちゃう媒介者になっちゃったね。
あたかも新作を発表しないことでその存在をデフォルメされちゃう作家たんみたく…!
つまりそれって消えちゃうことでムラ社会のみんながなかよくできるネタってことで、さいごにはムラ社会でもその外でもそんなひといたっけ!ってことになっちゃう…!><」
ネットではもめごとがよくあるってことは知ってたんだけど、実際に目の当たりするまでは信じられなかったよ!
ぼくはそんなこと思ってないのにまるでぼくがそう考えてたみたいにいろんなところで言われちゃってるんだ…!
素子たんだったらあんな現象を何て呼ぶのかおしえて…!」
はまち 「STAND ALONE COMPLEX!!かっこいい!><
もともと、今の社会システムにはそういった現象を引き起こす装置が初めからあるんだね!
なんか残念…!ぼくにはそれが絶望の始まりに感じられてならないけど素子たんはどう…?」
草薙 「さぁなんとも言えないわね。だけど私は情報の並列化の果てに個を取り戻すための一つの可能性を見つけたわ」
はまち 「ちなみにそれってなになに!?」