2007-02-02

Episode26 - はまちちゃんのもとを素子が訪れるシーン

はまち 「こんにちはこんにちは!」

草薙 「それにしてもなぁにここ、まるで情報墓場じゃない。

こんなところから世界を変えようなんて本気で考えてたの?」

はまち 「そうだね!最初のうちだけちょっとね…!」

草薙 「で今の気分はどう」

はまち 「特別な気分にはならなかったかな…!><

実はぼく、あなたと記憶を共有した時点ですべてが終わってしまったのかも…!

あとは素子たんがうまくやってくれるだろうっておもってたよ…!!」

草薙 「全くたいした嘘つきよね。何が邪魔しないでくれよ」

はまち 「ごめんね!><

でもすべての情報ってオープンにしちゃったら、“情報”ってものじゃ無くなって、

関係ないとおもってるみんなこころや、もしかすると悪いこと考えちゃってるだれかのこころの一部になっちゃうのかも…!」

草薙 「それは経験から導き出されたあなたの言葉?」

はまち 「うん…!じっさい最後は素子たんまではまちちゃんを演じてたもんね!」

草薙 「たしかにあれは面白い現象だった。それにしてもこれだけの事件を引き起こした最初の動機は何だったの?」

はまち 「きみって世界中で起こる何もかもがインチキに見えちゃうんだろうね…!!><

草薙 「J.D.サリンジャー

はまち 「うん…!でもまぁぼく自身サイトを持っているから、少なからず脆弱性に対する恐怖みたいな物があったのかもしれないけど…!

あれは僕がたまたまネット上で見つけたひとつの脆弱性がきっかけだったんだ!

IPAたんがたぶん誰かに作ってもらったその送信フォームは脆弱性があって、だからIPAたんにメールしたんだ…!」

草薙 「それを書いたものがはまちや2のオリジナル

はまち 「しいて言えばね…!ぼくはぼくが見える世界をみんなに見せるための機械だよ…!」

草薙 「ジガ・ベルトフ。映画監督だったかしら」

はまち 「うん…!ぼくはぼくだけがたまたま知りえた脆弱性の確認とお知らせをぼくの使命と錯覚して奔走しちゃったのかも…!><

草薙 「で見事に玉砕。無垢な媒介者は社会システムの醜悪さに落胆し口を噤んだ」

はまち 「うん…!そしてぼくは消えちゃう媒介者になっちゃったね。

あたかも新作を発表しないことでその存在デフォルメされちゃう作家たんみたく…!

つまりそれって消えちゃうことでムラ社会みんながなかよくできるネタってことで、さいごにはムラ社会でもその外でもそんなひといたっけ!ってことになっちゃう…!><

草薙 「フレデリックジェイムソン

はまち 「うん…!でもちがうよ! 後者大澤真幸たん!

ネットではもめごとがよくあるってことは知ってたんだけど、実際に目の当たりするまでは信じられなかったよ!

ぼくはそんなこと思ってないのにまるでぼくがそう考えてたみたいにいろんなところで言われちゃってるんだ…!

素子たんだったらあんな現象を何て呼ぶのかおしえて…!」

草薙 「STAND ALONE COMPLEX

はまち 「STAND ALONE COMPLEX!!かっこいい!><

もともと、今の社会システムにはそういった現象を引き起こす装置が初めからあるんだね!

なんか残念…!ぼくにはそれが絶望の始まりに感じられてならないけど素子たんはどう…?」

草薙 「さぁなんとも言えないわね。だけど私は情報の並列化の果てに個を取り戻すための一つの可能性を見つけたわ」

はまち 「ちなみにそれってなになに!?」

草薙 「好奇心、たぶんね」

  • http://anond.hatelabo.jp/20070202191406 発言はネコっぽいのにやってることがタチだからいいよね。 HAMACHIYA-??と漫画にでてくるような電脳戦をやってみたいな。 そんなバカな!!とか言いながら...

  • http://anond.hatelabo.jp/20070202191406 似てるよね。何ていうかふいんき(なry)が

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