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2006-11-16

[]勝手に「愚衆」という言葉を作らないように

他にも書いてる奴を増田で見かけたが、探そうにもヘッダにある検索フォームは「愚衆」では検索でヒットしないし、カテゴリーキーワードにも登録されてない(し、いちいちページをめくるのは面倒だし)。増田辞書に登録されている言葉しか自動リンクしない。

文章を書くときは辞書を引こう。日本語こそ辞書を引きながら書かなきゃ。

↑自動キーワードリンク、便利なようで不便だ。

「愚衆」で引くとやたらブログ(しかもはてな系)がヒットする。誤用からそれとなく意味が付加されて既成事実になっていくんだろうね。

一部のリテラシーの低いブロガー達に言いたい。「お前ら、ちゃんと調べてから書け!!」

それでもジャーゴンを使いたいのなら、まず定義してから書け。

2006-11-10

[] http://anond.hatelabo.jp/20061110015622

トラックバック先が問題にしているブックマークページでのタグ付けやコメントに対して、「記事に書かれていないことをステレオタイプで補って、感情的な判断をするべきではない」と言いたい。

こういうのが、「衆愚」の例だと思う。タグ付けや、コメントの内容でそれぞれのブックマーカーのリテラシーや常識がわかる。

ポイントは、

  • 「ジャスラックのあり方や、やり方のまずさ」と「著作権法のあり方や適用のされ方のまずさ」と「法律を守ること」とは議論の土俵が違う。
  • どんな問題のある法律であっても、破れば罰せられる可能性がある。ましてや、金銭や利害の関係する事例ならなおさらだ。
  • 「73歳の老人がやっているスナック」という言葉から喚起されるステレオタイプ的な「いい人」像がある。当人がどのような人物かは、ニュース記事からは判断できない。
  • 記事には「1981年にスナックを開店して以降、生演奏を売りにしていた」とあるが、演奏の頻度等、事件の悪質な習慣性について厳密には書かれていない。

少なくとも以上の点を吟味せずに、脊椎反射的に「これはひどい」とか「ありえない」といったタグ付けをする人は愚か者と呼ばれても仕方ない。「死ねばいいのに」というような言葉を気軽に使うべきではない。[被告が裁判に勝つ][原告が裁判に勝つ]のようなタグ付けをして欲しい。

2006-11-07

[] 衆愚の傾向と対策

(1) 「数の論理」への不満

衆愚」を自分の好み目的に合わない記事のはてブトップページでの羅列と考えるのなら、不満の矛先は、

  • それらの記事をブックマークしたその点において志をひとつにする人間たちの全体(=群れて自分たちを巨大な魚に見せようとする小魚)

に向けられる。これは数の論理(「数が多いものは価値が高く、数が少ないものは価値が低い」というステレオタイプ)への不満である。この問題を解決する方法は、自分の好み目的に合う記事を表示する専用のページをつくることである。

(2) 自己を中心とした場合に生じる「質の悪さ」への不満

衆愚」を任意の記事に寄せられたコメント群それぞれの質の悪さ、またはコメント群を通じて感じる多数の類似した意見のまとまりから受ける質の悪さと考えるのなら、不満の矛先は、

  • 自分とは意見を異にする人間や、自分よりも知識量や論証能力が劣っていると自分が感じる人間

に向けられる。これはつきつめれば個人の好き嫌いの問題である。この問題を解決する方法は、それぞれの意見を分類・整理し、自分が一体何に腹を立てているのかを探すことである。

[][] 衆愚政治

(ochlocracy)多数の愚民による政治の意で、民主政治蔑称。もと、古代ギリシアアテナイでの民主政治堕落形態を指した。(広辞苑第五版)

 
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