近くに滝ができたのかなってくらい水の流れる音がして
空が点滅していると言っていいほど、夜の空が一瞬の光を繰り返している
雷の音は形容が難しい
近くの雷でも遠くの雷でも共通しているのは強烈な破裂音の後にベースのような低い音が名残みたいにうねる音を鳴らす
遠くの雷はいがらっぽい咳に聞こえる
がらがらと喉を鳴らして、不満足そうな響きがこもっている
小学生の頃、ニンテンドー64を遊んでいた頃に雷が鳴った時は、巨人の足音みたいだなと思った
それが天から鳴っているというより少しの震えを伴って地面から鳴っているように感じたからだ
昔の人はそんな雷の印象からゼウスとかの神々を考えたのだろうか
神鳴りって安直な直喩だなと現代人としては思うけど、じゃあなんか他のもんに形容できるかって言われると難しいなと思った
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