ある日の深夜、親族のグループラインに「亡くなりました」と連絡が来た。
最初は受け入れられなかったし、実際にその場に行って火葬前に顔を見ても実感がわかなかった。
けど、それからもうすぐ四十九日が終わりそうな今日この頃、もっと会いに行けば良かった、もっとたくさん元気なうちに手料理を食べていれば良かった、写真を撮っていれば良かった、と後悔ばかりが押し寄せてくる。
悲しい。苦しい。私にできることはもっとたくさんあったかもしれないのに。
生きている人は縁が切れようとどこかで会う可能性はあるけれど、死んでしまった人はまかり間違っても会うことはできない。
何も伝えられない。
悲しい。ただただ、今は悲しい。