人間は生まれたとき箱を持っている。
その箱にはできることが増えるたびものが増えていく。
寝返りがうてる。ハイハイができる。言葉が喋れる。友達ができる。
どんどんものが増えていく。
そうやって大きくなってどこかで「もう入らないな」って感じるときがきっと来る。
そして箱の中身がどんどん減っていくことに気づく、若いときはできたことができなくなっていく。
とうとうベットの上で寝ることしかできなくなって、箱の中には最後の一つだけしかない。
死は救済である。最後に残った可能性であればこそ。
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