新横浜駅のホームエレベーター前に大量のキャリーバッグを引きずった人たちが並んでいた。並んでいる人たちの中には、赤子を乗せたベビーカーを押している人や車椅子に乗っている人もいた。
キャリーバッグの客数名がエレベーターに乗りこむと、ベビーカーや車椅子はスペースが狭く入れない。その隙に他のキャリーバッグの客がエレベーターに乗り込み、エレベーターは満員となりそのまま上の階に行く。
ベビーカーや車椅子が次の便の先頭になっても、ドアから少し離れた位置に並ぶ。それは、ドア目の前にベビーカーや車椅子が並ぶと、降りてくるベビーカーや車椅子がドアから出られなくなるからだ。しかしそこにその事情を分かっていない数名のキャリーバッグが割り込んで並び、また同じ現象が繰り返す。
エレベーター譲れよ。
エレベーターでないと移動できない人たちがそこにいるんだから、譲れよ。周りを見てくれよ。誰にだって色々な事情があるのは分かるけれど、少しだけ我慢してやれないか。エレベーターはいつでも誰でも使えるただの便利道具じゃないんだってことを分かってくれないか。