2022-06-03

通り雨のときに、カフェにいてガラス越しに大通りを見ていた。さっきまで晴れだったのに、気づいたら怪しい雲行きになり、突然雨が降り出した。通りを歩いていた人は、準備がいい人は慌てず傘を差し、そうでなかった人は小走りでどこかに向かっていった。ビル入り口に入って、雨が弱くなるのを待つ人も、タクシーを止めて乗り込む人もいた。それらは全て、同時に、絵画的に進行した。テレビドラマのようだったけど、主人公指定はなく、ただ同時に進んでいく物語。なにかとても美しいと思った。

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