もし胸元のボタンが弾け飛んだのなら、ボタン自体はどこかに落ちてしまうはず。
それを拾って、片手で胸元を押さえつつボタンを拾ったアピールしてるとしても、奇妙な点が一つある。
左手のカフスボタンが外れている。
制服のシャツの袖は丈夫に作られているので、ある程度重さがある。外れた状態で持ち上げると、袖がまくれてしまう。
はちきれた胸元を押さえるために、わざわざ左手の袖を伸ばすか?
そんな必要はないだろう。
外れたボタンは左手の袖のカフスボタンと考えれば、すべての理屈は通る。
取れそうなカフスボタンを失くさないように、自分で引きちぎった。
「えっ 左手のボタンが取れそう? …ならもう、とってしまえばいいのよ。ほらね?」
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