■もう何も感じたくない
ずっと見下され、嗤われてきた。
私が弱いから、彼らは嗤うのだ。
だから、一心不乱に勉強してきた。
どれか一つでも強くなれば、嗤われることはないと。
しかし、結果は散々。私の努力が足りなかったのだろう。
強くなければ何の意味も価値もない。そんなことは、ずっと前から悟っていたはずなのに。私には、もう何もない。
弱い人間に意味は無い。ずっと馬鹿にされ、惨めな人生を送るだけ。もういやだ。これ以上苦しまなければならないのかと思うと絶望していく。いや、絶望すら感じられないほど虚無に陥っていく可能性もある。
もう何もかもを投げ出したい。この世から去りたい。
成人するまでに、どうにかして策を講じていかなければならない。
ツイートシェア