2020-10-23

子供の頃は自分特別だと思っていた

が、歳と共に、何者でもない自分を受け入れざるを得なくなっていった

範囲をどんどん狭めながらもどこかで特別でありたいと願い

けどどこに行っても何者でもない自分を思い知らされた

若い人の無邪気な自信がいつのからか疎ましくなった

自分特別であると信じてやまない態度が、ひどく鬱陶しくなっていた

もはやどこかで特別であろうとも思わない、せめて穏やかに過ごしたい

身の回りの手に届くことだけを、ほどほどにやって日々をやり過ごす

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