■あの顔を忘れない
社会的な体裁ばかりを気にして、産んだことをいつまで経っても後悔しない奴のあの顔を。
中学時代に自殺未遂をした時に、いい親だと思われたそうに舌舐めずりをしながら覗かせたあの顔を。
昨日のことのように覚えてる。
目標を話すと鼻で笑われ続けた。
「〇〇してやったのに!」と恩着せがましいノイズを浴びせかけられ続けた。
地獄であることは、親元を離れても変わらなかった。
今でも私の脳裏にはコンスタントにあの顔が浮かぶ。
膨らました鼻で、私の夢を摘み続ける。
だからもう、あの顔を忘れない。
これからのお前の人生は、私によってもたらされる地獄で満ちている。
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