2019-01-21

うーん?

この世界の、あらゆる恐怖と危険から彼女を遠ざけたい。

の子は俺しかいないのだ。俺が護らねばならない存在であり、彼女が生きていることで、俺も護られている。

俺は、ふいに自分右手が震えていることに気付く。

(ああ……怖いなぁ……)

今頃、恐怖が襲ってきた。俺は怖かったんだな……。

(当たり前か……。俺は17歳で、一ヶ月前は、単なる高校生だったんだから……)


心の中で「あぁ、怖いなぁ……」って思うことあるか?

しかもこの場面、敵を倒した後だし。

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