■この時期の高揚感
毎年、このぐらいの時期になると、なぜだか、街なかが楽しくなってくる。
ボーナス商戦、クリスマス商戦、年末年始商戦と続く街なかは商業的に賑やかというのもあるのだが、何より、街ゆく人の表情がとても明るい。
じっさい、別に年が変わるからと言って、個々人の何かが変わるわけではない。変わることと言ったら、体重計の針が多めに振れるくらいじゃなかろうかと思う。なのに、人間というのは年が変わることに対して、なんだか高ぶってしまうのだ。どの気持ちとも違う体の中からこみ上げてくるこの気持ちは、人間が先天的に獲得していた種類の、年末年始という特別な種類の喜びに違いない。
毎日が年末だったら良いのに。
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