2018-12-12

IMAKITA山月記

原文:https://www.aozora.gr.jp/cards/000119/files/624_14544.html

10

李徴は漸ようやく焦躁しょうそうに駆られて来た。

そして、何故なぜ叢から出て来ないのかと問うた。

李徴の声が答えて言う。

覚えず、自分は声を追うて走り出した。

声は続けて言う。

 袁※(「にんべん+參」、第4水準2-1-79)は又下吏に命じてこれを書きとらせた。

李徴の声は再び続ける。

虎と成り果てた今、己は漸ようやくそれに気が付いた。

己には最早人間としての生活は出来ない。

酔わねばならぬ時が、(虎に還らねばならぬ時が)近づいたから、と、李徴の声が言った。

5行

覚えず、自分は声を追うて走り出した。

李徴の声は再び続ける。

虎と成り果てた今、己は漸ようやくそれに気が付いた。

己には最早人間としての生活は出来ない。

酔わねばならぬ時が、(虎に還らねばならぬ時が)近づいたから、と、李徴の声が言った。

3行

覚えず、自分は声を追うて走り出した。

李徴の声は再び続ける。

酔わねばならぬ時が、(虎に還らねばならぬ時が)近づいたから、と、李徴の声が言った。

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「李徴の声は再び続ける」のような、

話の内容ではなく読み手誘導する機能の文を残してるのがイマイチ

  • さすがに無理だったか

  • 俺なら三行はこっちだなー 李徴は漸ようやく焦躁しょうそうに駆られて来た。 虎と成り果てた今、己は漸ようやくそれに気が付いた。 己には最早人間としての生活は出来ない。

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