「貴方は幸せから逃げている。」
―そうかも知れません。でも、だとすると、逃げれば逃げる程、境遇は良くなるのです。皆が嫌うものを引き受けたら案外どころかとても素敵だったり。
「得たものの幾らかは自分で頂いて、自分も含めて皆で分かち合ってみたら?」
―今もそんな感じです。ただ、多くの人は試そうとさえしない。だから、何だかいつも独りで。
「人にはそれぞれ居場所があって、貴方の居場所はまだずっと先。でもそこへ行く道程も、とても大切。」
―居場所なんて本当にあるのでしょうか?永遠の旅の途中で、偶々同郷の人と過ごす一時、みたいな感覚はあるのですが。
「それでいいのです。貴方が此処に居られるのも、もうそう長くはないかも知れない。」
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