そこをなんとかの十二巻を読んだ。いろいろとうまい話ばかりで面白かった。
なかでも一番いいなって思ったのが四十八話目にあった富豪の話。おちでやられてしまった。
最終部で怒涛の展開を見せるのは既刊のそこをなんとかでも散見されるけど、久々にががーんって衝撃を与えてくれる顛末だった。
こういうシリアスな話って、描いてる最中も心持が違うんだろうなって思う。
かわいらしい恋愛やのろけなんかが主軸だった中で、ひときわ異彩を放つ話があると作風の広がりとか奥深さを感じられる気がする。
あと、絵がうまい。豪邸を目にして呆ける改世の表情とかびっくりした。デフォルメの描き方が極まってきてるなあって思う。
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