結構前に、近場の大学のクラシック演奏会になんとなく出かけた時、担任と思われる人が、リハーサル中の団員に叫んでいたことを最近思い出している。
「野次馬には聞かせろ」と。
入場券を購入してくれる人を大事にしたくなるのが当然の帰結では、と思っていたが、実はそうでもないらしい。
確かに自分達のやっていることに、特別の関係がないのに興味をもってくれる人が居れば、満足という点において比類がないかも知れぬ。
野次馬のような聴衆を意識するとしないとでは、結果として演奏の持つ含みもいくばくか違ってくるのではないか。
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