意識が連続していてもそんな物は錯誤かもしれないし、我思う故に我有りなんて言ってみてもなんの慰めにもなりはしないのだけど、ともかく我々は知ってしまっている。
経験と知見により、睡眠は身体の休息であり、死とは類似点があるだけの別物だと言うことを。
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確証などなくても、眠りからは大抵の場合、目覚める。
確定された死からは永遠に目覚めない。
しみったれた日常から、別の日常に移行するのは覚醒時の行動の結果であって、寝て起きたら別の日常に入り込んでしまうと言うことも、知見としてほとんど起こらないとわかってしまっている。
期待もしないではなけれど……
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