能年玲奈も橋本愛もどうでもいい。
足立ユイという女の子があの物語の中にいた。
宮藤官九郎に、ありとあらゆる方法で東京へ行くことを阻まれ、結局東京へ行けなかった女の子。
彼女があまりにも理不尽な、彼女の力ではどうしようもなかった理由によって、夢を叶えられなかった物語を、視聴者たちは手を打って楽しんでいた。
いいだろう。
けれど、年末の伝統の番組という、どうやら視聴者たちにとっては「最高の舞台」だったらしい場所で、彼女は東京にやってきた。
ショーとして。
視聴者たちを楽しませるために。
彼女の苦しみを喜んだはずのひとびとへの供物として。
「よかったね!」とあの残酷な物語に対する祝福の声を寄せる全ての人々を、私は絶対に許さないだろう。
Permalink | 記事への反応(1) | 09:48
ツイートシェア
作り物の話でそこまでマジにならなくても。