結局のところ
「自分の視界の中で一番自覚のない不幸なもの」を見つけ、
「おまえは不幸なのだ」と知らしめ、
「俺はお前が不幸だからこそ良いと思う」と啓き、
「お前が不幸であるうちは俺は幸せだし、俺が不幸になればお前は幸せになるだろう」と諭す。
そういう理想なんすか。
少なくとも、最初はそういうつもりだったんじゃないですか?
愛を流し込むには、相応の窪みが要るんだって気付いちゃったんじゃないですか。
でも俺思うんスよ。
それ、ただくっせえだけの穴じゃないのかって。
やつらがはやし立ててた深淵ってえヤツなんじゃないのかなって。
無粋なんでしょ、言わなくたって知ってるんでしょ、それはそれでいいんでしょ?
もしもそうであれば、まるで晩飯がハンバーグだった小学生みたいにあんた喜ぶんだ。
あーあハッピーだ、ハッピー。
ちょおハッピーだ。
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