真っ逆さまの双眼鏡に映るのは未来でなくて過去ではないか? いわゆる「仕合わせだった頃」。 未来を無理矢理具体イメージにするならそれはどうしたって過去のつぎはぎって面をもちやすい。その辺はしゃあない。 でもあの子の「あなた」は海の底、その身体の痛む限り「忘れない、片時も」って、 あぶくの中から見上げた夕陽をきれいと言い切ったあの子にどんな未来が? 涙で透いた海の底、一人の舟からとてつもなく恐ろしくて美しいものが見えてしまいそうで怖いったらない。 逆さの双眼鏡覗きたさに、あの子はきっと、またやらかすね。
真っ逆さまの双眼鏡に映るのは未来でなくて過去ではないか? いわゆる「仕合わせだった頃」。
未来を無理矢理具体イメージにするならそれはどうしたって過去のつぎはぎって面をもちやすい。その辺はしゃあない。
でもあの子の「あなた」は海の底、その身体の痛む限り「忘れない、片時も」って、
あぶくの中から見上げた夕陽をきれいと言い切ったあの子にどんな未来が?
涙で透いた海の底、一人の舟からとてつもなく恐ろしくて美しいものが見えてしまいそうで怖いったらない。
逆さの双眼鏡覗きたさに、あの子はきっと、またやらかすね。
これあれか、『あなたは海の底』か。
www.youtube.com/watch?v=aXxT77mHnoM
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