結局奴は口先ばかりのクズ野郎だった。前言など何のその。言ったそばから反故にして他人の思いを踏みにじる。
生きざまを語る価値などお前にはない。楽しさをひけらかすことは許されない。お前にどれだけひっかきまわされ苦しんだか想像できるか?できまい。
できるわけがない。自分本位のクズ生物に他人を慮ることなど出来やしない。これ以上のさばられては俺の心の平穏が遠のくばかり。
もうやめろ。もう外っ面を維持しようとするな。ケツを晒せ。死に物狂いのきたねえ様をそこらじゅうにまき散らせ。
なぜ嘘をつく。なぜ焦りと不安にまみれた己の腹の内を明かさぬ。晒す晒すと言いつつもそのきたねえ様を一向に見せやがらない。
この俺の怒りと嫉妬を見透かしてやがるのか。あさましく下らないちんけで安い嫉妬を知っていやがるのか。
どこまでも性根の腐った畜生だ。いい加減にしやがれ。どこかへ消えろ。俺に見えぬよう、知られぬよう、遠くで勝手に生きやがれ。
お前が俺をどう思っていようと俺はお前が心底憎く心底嫌いだ。だからどっかへ行ってくれ。