2011-05-22

西郷南洲翁遺訓(西郷隆盛の格言集)其の19より

古(いにしえ)より、君臣共に己れを足れりとする世に、治功の上りたるはあらず

自分を足れりとせざるより、下々の言も聴き入るるものなり

己れを足れりとすれば、人が己れの非を言えば忽ち怒るゆえ、賢人君子は之を助けぬなり

【対訳】

から自分には欠点がないと思い込んでいる政治家は、絶対に成功しない

自分欠点を自覚できればこそ、下の者からアドバイスにも耳を傾ける気になるものだ

俺は完璧だという傲慢さを持っていると、せっかくの忠告をしてくれた人に対しても

感謝するどころか逆に怒り出す始末である

こんな具合ではどんな立派で寛大な人でも、決して彼を助けてくれなくなるだろう

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