2010-10-30

http://anond.hatelabo.jp/20090328180633

わかるわかる。俺の場合大学サークルに似たようなのがいたなあ。ただしそいつは男で、話も全体的に元増田の話とは男女逆転してたが。

基本的に「私はわかってる」というオーラを出し、いつも隅でタバコをふかしてた。

で、「○○ちょっとおいで~」とかいって人を呼び出して、こそこそ人のプライベートなことだけ話してた。

みんなの「悩み」とか「恋愛」とかを握って、頼れる感じにしてた。そして穴兄弟もちらほらいたなあ。

こことかまるっきりそのまんま。「男に厳しく女に甘い」だけはそのままだったがw

そいつはおかしな奴で、音楽系のサークルだったのに、自分ではほとんど演奏しなかった。「初心者同然なのでこれから始めます」とかいって入ってきたくせに、評論家的な立場におさまって、他人の演奏を論評してばかりだった。そしてなぜか後輩達の一部は、自分ではそのジャンル音楽をほとんど聴きもしないそいつの論評を聞いていた。まあそいつの「論評」も他人の受け売りと、「あいつはああいう性格だからこういう演奏になる」みたいな、本人の性格こじつけ適当なことをつぎはぎしてるだけのものだったんだがね。

そういうわけで、

不思議相談ごととかで頼られたりしていたけど、正直、自分にはなんであの人に相談するのか分からなかった。

空っぽの人に見えた。他人との関係性に依存してるというか、寂しそうに見えた。

なんかサユリ一号とかぶる感じ。本当は周りより子供なんじゃ?って思ってた。

そして実は自分からは何もしないんだよね。周りを分析して、「あんたってこうよね」とか言って、相手の心に入り込む。

こういうことが見えてる上の学年を中心にそいつを嫌っている人間も多かったが、下の学年を中心に取り巻きもそれなりに沢山いた。

で、俺もそいつとは余り関わらないようにしてたんだが、学年が進むにつれてサークル内でそいつの取り巻きの比率が高まってきた。

そしてなぜかあるときそいつは俺をターゲットに定めたらしい。取り巻きの後輩に「増田人間的に幼稚だ、何もわかってない」などと吹き込みだした。そして、そいつの取り巻きの後輩からいきなり俺は総スカンくらい始めた。そいつらの中には

「僕は元々このサークルあんまりなじめてなかったんですけど、増田さんが親しくしてくれたから残ろうって気になったんすよw」

みたいなことを言ってた奴もそれなりにいて、社交辞令とはいえ悪い気はしてなかったし、少なくとも嫌われてはいないだろうと思ってたんだが甘かった。

気がついたら何の前触れもなく周りの人間自分を敵視するようになってた。馬鹿話をして普通に笑ってた後輩が、は?何言ってんのこの人?頭悪いんじゃね?みたいな侮蔑を向けてくる。まさにカフカの「変身」の世界。ある朝目が覚めたら自分が毒虫になってたってこういうことだなと思う。

感情の行き違いでハブられたなら諦めも付くが、こっちに何の落ち度もなかったからすっかり人間不信になった(例の奴が裏で俺の悪口吹き込んでたと知ったのは最近になってから)。

俺はもともと学問が好きで博士まで残るつもりだったが、メンヘル状態になってしまっては学業に身が入るわけもなく、留年した上にひどい卒論を書いて大学を去った。

一方、そいつやその取り巻き連中は博士まで残った奴が多い。というか、学生時代学問について熱く語ってた連中で博士に残った奴は皆無に等しかった。逆に、いつも「単位が足りない」だのわめいてたり、普段はろくに勉強せずに試験前に俺に勉強聞きに来たりしてた奴らこそが、博士終了後即刻でアカポスゲットしてたりしてる。

今の自分自分の分野でそれなりに誇りの持てる仕事してるつもりだが、そういうのを見ると未だに心がもやもやする。純粋数学みたいな才能勝負の個人プレーの分野を除けば学問世界コミュ力重要なんだなという現実。本当、娑婆は地獄だぜ。

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