2009-12-14

家族の愛。

今日ほど両親や兄妹のありがたみを感じた日はない。

その思いを自戒のために書いておく。

今日は色々あった。

いや、今日まで色々あった。

私は、地方から出てきた就職活動中の4回生(しかし、諸事情で3浪の子と一緒)

他人に迷惑をかけることが苦手で、極力自分の力で頑張ってきた。

一応内定は貰っているけれど、そこに行く気はあまりしない。

だから、今まで頑張って就活していた。

夢があったということもある。

けれど、あまり上手くいかず

長引いた分、卒論にも影響が出ていた。

うちの学部では卒論提出が卒業必須条件な為、また就活についてももう残り少ないことがプレッシャーとなり

危機感と焦燥感だけが自分の心の中に積もっていった。

その状況が辛いと思っていたけれど、

「周りの人も頑張っているんだ」

自分で解決しなければ、これから一人でやっていけない」

と思い、誰にも相談せず、行動していた。

けれど、左目がずっと霞んだり、急に吐き気がしたりと

最近あまりにもしんどいので、大学の心理カウンセラーのところに相談に行ったら

「一度、病院の方へ行って診断を受けてください」と言われた。

で、行ったら医者

「週一で病院に来てください。大丈夫ですよ、経過を見て判断しましょう。」

って言われて

「もしかして、鬱なの俺??」って思ってしまった。

多分、違うと思うけど。

でも、ふと今までの短い人生を振り返ってしまった。

元々、大学へは教員になることと自己を変えるいいキッカケだと思い入学を決意した。

その時、両親からの援助は期待できるものではなかったが、それでもいろいろと面倒見てくれた。

進学の為にお金を貯め、その傍らで勉強をして学費一部免除で入学した。

その後も、生活費を稼ぎながら、教員になる為に勉強してきた。

だけど、採用試験には落ちた。

就活も、行きたい企業には落ち続けた。

一昨日も最後だと思って受けた企業に、2次で落ちた。(3次で終了)

何と不甲斐ない。何と親不孝な自分だろうか。自分は必要のない存在なのかと考えていた。

疲労困憊の中、今日バイトに行くためバイクを走らせていたら

事故をした。

自分はほぼ無傷だったが、滑っていったバイク店舗の大きなガラスを一面割ってしまった。

どうしようと思うあまり、体が震え、言葉が出てこない。

何とか、話をし終わり「弁償」という事になった。

それで、一応バイトを休んで帰ってきた。

暗い部屋の中で、ずっとどうしようかと考えていた。

お金はない。」

「行動する気力が湧かない。」

「もう、考えるのがしんどい。」

「いろいろありすぎて疲れた。」

そんなことばかり考えて、追い詰められた。

このままではどうしようもないと、迷惑をかけたくなかったが親に電話した。

弁償のことと今の自分の状況を説明したら、怒れられた。

「もうしんどい、疲れた。ごめんね。」

とだけ言い残して切った。

その後、何回も電話があったが取る気がしなかった。

でも、あまりにもかかってくるので、電話に出たら

オカン泣いてた。

その時、いろいろな感情がこみ上げてきて

10年ぶりくらいに嗚咽を出して泣いた。

「不甲斐ない息子でごめんな、今回も迷惑かけてごめんな。」

「甘いかもしれんけど、もう、しんどいんよ」

って言ってたら、オカンが

「何を言いよんで、全然そんなこと言わんでええ。迷惑かけられるのが親なんやから。」

「別に教師になれんでもいい。あんたが頑張ってきてたのは良く知ってる。だから、今回のことは心配なんかせずこっちに任せられや。」

親父は

「お前は俺の子なんやから、そんなもんに負けるわけがない。何の心配もせず、前向きに生きろ。今回も気にするな。」

「変なことだけは絶対に考えるなよ。大事な息子なんやから、絶対にするなよ。一度、帰って来い。大丈夫だから。」

月並み言葉かもしれんけど、それ聞いてまた泣いた。

疎遠になってる姉ちゃんも妹も心配してくれた。

家族の絆とか、両親の愛とかちょっと小バカにしてたけど

今日ほど、両親や兄妹の絆を感じた日は無い。

ありがとう、親父、オカン。

そして、姉ちゃんに妹。

自分はこの家族でよかったよ。

ホントにありがとう。

心配だからって、明後日来てくれるらしい。

それまでに元気になっておくよ。

それで、これから恩返しするよ、絶対。

ホントにホントに、ありがとう。

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