2009-11-08

理科教育実験なんていらない。

↑は言い過ぎだとしても,最近それに近いことをよく感じる教員2年目。

生徒は果たして実験から,科学的な考察力とか実験器具を身近に感じたりとかしてるんだろうか。単にマジックショーを楽しんでるだけじゃないのか。「ハーイイロガカワリマシタネーキレイデスネー」って感じで。

こちらの準備がかかる割に得るものが少ないような気がしてならない。特に高等学校は。

ただでさえ授業時間数足りないんだから,その分問題演習積ませた方がはるかにいい気がする。

こう言うと一部の方から「高校は大学受験予備校じゃなーい」とか言われそうだけど,問題演習から学べることはとても多い。問題設定の背景とか,作問者が下敷きにしている科学事実とかそういうこと。

それに問題解決に至る過程こそ,科学的思考力である「何故そうなるのか」を鍛えることができる絶好の機会だと思う。

実験しないと大学行ってから苦労するって聞くけど,生徒全員理系に行く訳じゃないし,実験やりたい奴は放課後部活動で十分カバーできるでしょ。

何が言いたいのかというと,やった実験の数と生徒の理解度,興味には相関がない。実験やったからっていい授業した訳じゃない。実験授業を免罪符っぽく使うなということ。なんかもう偏りすぎでしょ,実験に。

あとは授業の質を高めると同時に自分人間的魅力を高めよう。生徒は教科になんて興味をもたない,その教科を教える人に興味をもつのだから。

  • 「単にマジックショーを楽しんでるだけ」なのは教え方の問題。 「実験授業を免罪符っぽく使うな」自分の力不足を棚に上げて何言ってるの 知識だけの頭でっかちなんて使えん

  • 高校生に対してどの程度知識があるかだろうね。 知識が皆無の場合は机にかじりつかせるよりも実験で興味を引いて、次に解説をすると聞いてくれる。 机だけの作業だから、中学の頃は...

  • 実験はやるとしたら理論わかってないと面白くないと思うなー 小中高でやった実験はどれも先生から言われたことを天下り的に行なって、そんで先生に言った通り出来ましたよって教え...

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