2009-01-31

沈みゆく日本

今後の日本の行く末を楽観視している人はあまりいない。特にグローバルな観点で経済を見ている人にとっては、中・長期的な日本マーケットには何の魅力もないだろう。かつては世界第2位の経済大国も威厳を亡くし、このまま沈んでゆくシナリオを進んでいる。

人口問題

 人口増加が望めない日本は今後経済成長はほとんど望めない。子供を産もうとするインセンティブが薄れ、少子化は加速している。これはゆゆしき事態である。次第に競争メカニズムが働かなくなり、優秀な人材の輩出が困難になる。世界で戦える人材は厳しい競争の中で生まれてくるのである。純血の日本人が増加しない上に、海外からの労働力の流入にネガティブである。国産であれ、外国産であれ、労働力を増加させなければ、経済成長などありえない。

政治リスク

 日本の政治構造不況業種である。若者にとって政治家になろうというインセンティブは低く、優秀な人材は他業種に流れる。このため、世襲蔓延り、政治の質が簡単に低下している。グローバルな視点で政策を考え、実行できる人間はほとんどおらず、派遣切りに反対したり、国内の既得権益を守り、外国資本の流入にひどく慎重だったりする。これでは成長できるわけがない。

勉強しない国民

 電車に乗っていると日本の先を憂いてしまう。勉強している人間はほとんどおらず、携帯電話メールゲームをしている。最近ではPSPDSゲームを楽しんでいる人も多い。本を読んでいる人、何かの問題に取り組んでいる人など自己研鑽に励んでいる人はほとんど見ない。みな、現状に満足しているのである。危機意識が皆無に近い。会社と同様、国家人材が最も重要資産であろう。こんな状況では、日本の今後に期待できるわけがない。

 このように日本はこれから沈没シナリオを突き進む。世界同時不況日本株価も下がり、今が買い時と言われているが、不況から立ち直る頃には世界の勢力図が大きく変わり、日本景気回復が訪れることはないかもしれない。

 では、どうすればよいのか。外国産労働力を入れることである。競争メカニズムを再度構築し、弱肉強食の強い日本を再度生み出す必要がある。日本憲法人間として最低限の生活をする権利を持っているのだから過度の弱者救済は不要である。思う存分に戦わせ、新興国の成長に対抗するべきである。

  • 人口減ろうが一人当たりの所得が増えれば良いのでは? 一人当たりの所得が増えないならいくら人口増やしても生活はよくならない。 それに人口が減るから競争しなくなるというのもお...

    • 横だが。 そんな机上の空論に賭けるより、人口増=経済発展という成功体験のほうが信頼性が高い。

      • 人口増えれば経済が発展するなんて考えこそ机上の空論。 たとえば中国では毛沢東がまさにその考え方で政策を推し進めて、 一時期、経済が発展しないまま子供ばっかり増えて経済(と...

        • それは資本主義を採用してないから失敗しただけ。 資本主義で人口が多い国は例外無く経済発展している。少なくともしていた。

          • 資本主義採用して人口増やせば国が富むなら、どこの国もとっくに裕福な暮らしを手に入れてるはず。 そうならないのはなぜでしょう? そもそも資本主義経済下において、 新産業が...

        • 人口増=経済成長ではないだろう。 しかし人口が増加している環境の方が競争環境になりやすい。 結果、経済成長に繋がる。 http://anond.hatelabo.jp/20090131013234

          • 先進国のほうが後進国より出生率低いけど経済発展してるわけで人口増加で成長するというのは机上の空論だろ。アフリカとか昔から人口増加率トップクラスだが相変わらず貧困国ばか...

            • なんだ?この馬鹿。高校の世界史からやり直せよ。

              • 高校からやり直したって結論変わりないと思うが。 アフリカは人口増えてるし経済発展もしてない。 むしろ出生率低下してから成長するほうがよくあるパターン。

                • 近代の経済発展の始点が「資本の蓄積」なのは高校世界史の産業革命や帝国主義で教えられている、いわば日本の常識。 「人口の増加」以前に「大量生産」が必要(大量生産品は購買層...

  • 団塊の発想だな。

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