2024-04-25

結婚生活の辛さ

あの頃は、土日なんて家に帰らなかった。

朝まで飲んで、遊んで、そのまま遊びに行って、飯を食って、公園や河畔や路上で飲んで、歩いて、遊んで、

ふと思いついて映画を見たり、美術館に行ったり、家具を見たり、建築を見たりした。

みんなといる時間、私は爆発して、どんどん新しいこと、面白いことがみんなと繋がって、1が10になって還ってきて、脳がぎゅるぎゅる言って、

一人でいる時間、私は自分と話をして、色々なことを思い出して、考えたり、本を読んだり書いたり、ごろごろしたり映画を見たり、料理をしたりしていた。

金曜の晩から、日曜の晩まで、あっという間で、今よりずーーっと長かった。

─ ─ ─

これが私だった。私の幸せだった。私らしさだった。

というより、私が、私を好きでいられるための過ごし方だった。

─ ─ ─

今、家に帰らなくてはいけない。

予定を立てなくてはいけない。ふと思いついて、なんて、そんなことできない。

朝起きて、その日の気分で、その日することを決められない。

言わなくてはいけない。どこに行くのか。何をするのか。1日という単位で。

なぜだろう。誰が幸せなのだろう。少なくとも、私ではない。

─ ─ ─

皿は、洗いたいときに洗えばいい。ただし、跡が残る皿はすぐに洗いたい。

洗濯も、洗濯したい気分の時にすればいい。ただし、染みたものはすぐに洗いたい。

私は、自分気持ちと、自分のモノと、向き合って生きていければいい。

そこに、身近すぎる人が介在しなくてもいい。というか、是非しないでほしい。

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