2023-10-18

コロナ禍の頃

大変だった人も多いだろうけど、俺にとっては、もうすぐ終わるかもしれないし、ずっと終わらないかもしれない自粛生活物語の中のようなモラトリアムだった。入り浸っていた女の子の家、リモートのだらだらとした仕事20時までの営業普段は予約が大変な飲食店暇つぶしのためだけに眺めていたテレビバラエティ。今となっては全部が懐かしい。大人になると人生選択連続だけれど、すべての選択を先送りにして良いという空気感がそこにはあった。ずっと夕方だったような気さえする。あの時が戻ってきて欲しいなんて口が裂けても言えないけれど、あの時のことをもう少し記録しておけば良かったなとたまに思う。最後の長い休暇だったのかもしれない。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん