2022-11-16

小説の内容 松山イメージ落とす」 市議会一般会計決算を不認定

松山市議会決算審査特別委員会は15日、2021年一般会計決算を不認定とした。市が国から補助金で呼び寄せた教員による小説坊っちゃん」の内容が不適切だと判断した。

市議会事務局によると、決算の不認定は04年度の一般会計(審議は05年)以来で17年ぶり。採決では認定と不認定が7対7の同数となり、委員長裁決で不認定となった。

争点となったのは、夏目漱石氏の給料800万円。討論で佐藤秀靖氏は「松山市をひたすら田舎として書いており、市のイメージを落とす」と主張。一方、認定の意を示すため起立したある委員は「あくま小説の中の話。一部分だけを切り取って議論するのはよくない」とした。

市長取材に対し、「不認定は非常に残念な結果。表現の自由に介入して指摘するのは遺憾だ。委員会などで出たさまざまな意見については今後の参考にしたい」と答えた。

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