2015-02-27

昇給氏は激怒した。

今日は年に一回のシュレッダー総点検日だった。

シュレッダー不具合はないか全部点検するのは、かなり時間がかかるし、重労働だ。

この日は動きやすい服装で出勤することになっている。

去年入った新人がどんな動きやすい服をチョイスしてくるか期待していたのだが、着てきたのはドンキホーテに売ってるような繋ぎだった。

昇給氏は激怒した。

その服装ではパンツの柄がチェック出来ないではないか!

一日逃さずチェックしてきたのにどうしてくれる!

そんな服装で仕事するなんてふざけるな!

と、暴言を吐こうとした刹那

シュレッダーの点検をする彼女の紐パンが目に飛び込んできた。

昇給氏は目を疑った。

繋ぎだったよな…

しかし、実際は繋ぎに見えるツーピースだったのだ。

昇給氏は懺悔した。

そして、すぐさまチェック表に記録した。

パンティウスよ。

今まで君がパンツの柄をチェック出来ない服を着てきたことがあったか

俺は君がパンツの柄をチェック出来ない服を着てきたんじゃないかと疑った。

情けない。

俺をグーで殴れ。

チョキで目に突き刺せ。

パーで叩け。

それでも許せなければ、その紐で俺の首を絞めろ。

おっぱいでびんたしろ

お尻で潰せ。

そして、オメコを顔に押し付けろ。

殺すな。

殺したら昇給出来ない。

半殺しにして下さい。

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