2014-07-24

ある日目を覚ましたら嫁がいた

朝起きたら嫁がいた

「あら、あなたおはよう。急いで支度して出ないと、遅刻ちゃうわよ」

とても美人な見知らぬ女性が優しく声をかけてくる

あなた、誰ですか?」

「やだ、寝ぼけてるの?あなたの妻じゃない。馬鹿言ってないで、早く支度して、朝食出来てるから

「お、おう・・・

よくわからないまま支度を済ませ台所へ行くと朝食できていて、それを彼女に促されるまま食べた

凄く美味しかった

「これ、凄く美味しいです」

はいはい、いいから、早く会社いって」

「お、おう・・・

「いってらっしゃい」

・・・いってきます

彼女に見送られ会社

仕事しながら今朝のことは夢なのではと疑い、半信半疑で家に帰ったが彼女は家にいて夕飯を作って待っていた

それから1週間、妻と楽しい生活を送った

「いってらっしゃい」

「いってきます

会社へ行き、一日仕事をして、いつも通りに帰宅すると、家には誰もいなかった、彼女がいた形跡も全くなかった

翌日から普段通りの生活が始まったけど、心には、ぽっかりと穴が開いていた

つづく

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