2010-09-22

ITにゼネコンはあっても設計事務所がない

とりとめないので増田

建築業界のような構造を持つ日本ソフトウェア業界

http://gihyo.jp/lifestyle/serial/01/software_is_beautiful/0003

http://satoshi.blogs.com/life/2010/09/software_is.html

中身に関しては、別に建築業界に触れてなくて、よくあるIT業界についての話なんだけど。

ここでは土木建築業界とITソフトウェア業界について。

両者は似ているといえば似ている。

同じものを作らない。

似たものは作るしいつもの材料いつものライブラリいつものマシンだけど、

毎回、顧客や最終ユーザは違う。納品/施工場所も違う。

もちろん、製造業的に同じものの量産でやってる会社もある。Windows, Mac, 2X4, etc...

しかし、違うのは、土木建築だと設計と施工が比較的分離している。

もちろん設計施工を一貫して手がける大手ゼネコンとか、工務店のように個人相手に諸々の面倒を見てくれるところもある。

しかし、鳶、大工、鉄筋、打設といった専門職設計事務所やコンサルと呼ばれる設計専門会社

大手中堅ゼネコンもあれば、造園とか上下水道とかスペシャルな所もある。

これは技術的に枯れていて分野や工程が細分化されているというのもあるし、

建築士という士業や、個人に付随する各種資格業務であるというのもある。

あと、家に何千万か出す人は居ても、自宅IT環境のために何十万かでも出すって人はほぼ居ない。

そういう市場規模のほか、製品寿命技術革新、人命とかライフラインとかそういう重要性等々、

色々あるけれど、それだけITが未成熟、つまり将来性があるという事か。

公共ITも、専門部署が出来て、設計の上流下流、コーディングなどが別発注とか、

あと、地元優遇とか出来るくらい数増えると別なんだろうけど、そこまで行くのに後どれだけかかる事か。

追記:http://slashdot.jp/it/10/09/22/0055233.shtml

  • しかし不思議だよね 顧客に対してうまくアジャストしていく日本人の特性とか、勤労癖とか そういうのはソフト開発にも必要な筈なんだけど 物事をシステマティックに考える教育をし...

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