青少年健全育成条例の改正の件で、ずっと引っかかっている点がある。
規制推進派は、子供の性欲についてどう捉えているかということだ。
子供にも性欲があることを完全に否定するつもりなのだろうか。
それとも、それを許容していて、その上での対策なのか。
もちろん、直接的な被害者が存在する「児童ポルノ」は禁止されるべきだし、
コンビニなどの子供の目に触れるところで堂々と淫猥な表紙が陳列されている状況は
改善されるべきだと思う。
「見たくない人の目にとまらないようにする」
「判断力が未発達な子供がいたずらに過激な性描写に触れることの内容にする」
ことは必要であり、法で制限されるべきである。
一方で、議事録の発言やいくつかの記事で気に掛かったのが、
あたかも子供の性欲の存在を真っ向から否定するような発言だ。
大体、10代なんてのはそれこそ性欲真っ盛りなのは、今更証明するまでもない事実であり、
少年誌などでの下着シーンの需要も、それを見たいと思う欲望が読者にあるからだ。
たとえ表現の自由を犠牲にして全ての性的表現を封じ込めたとしても、
そもそも性衝動とは本来押さえ込むべきものでないはずである。
別にみだりやたらに性行為していいといっているわけではない。
当たり前のことであるが、コントロールすべきものであり、
その術を身につけることが大人になるにあたって重要なのではないか。
却って健全な育成を阻むことになるのではないか、
と言う懸念が晴れない。
規制推進派は、子供の性欲についてどう捉えているかということだ。 子供にも性欲があることを完全に否定するつもりなのだろうか。 それとも、それを許容していて、その上での...
だからといって、過激な性表現が許容されるべきとはならないでしょ。 それは私も元文で申し上げているとおりです。 別に全ての性的表現を封じようとしているわけじゃない。 た...
横だけど 議事録のまとめ、本件について言及した規制賛成派の意見の節々に、 あたかも「子供が性欲を有すること」自体に嫌悪を示し、 「臭いものに蓋」するだけで解決を図ろう...