はてなキーワード: 少年誌とは
少年誌って、少女漫画苦手だよね? ぐらいの話をしてないか。と思った。
どうしたって「本格ファンタジー」ってのは、指輪物語とかダンジョンドラゴンズとかの、オマージュというか、過去作踏襲だろう。
・ドラクエのヒット(1980年代後半~1990年代)で下地ができる。現50代~40代。
→エニックス系漫画誌ガンガンの登場。ジャンプだとダイの大冒険。
・2000年代前半、海外ファンタジー大作映画(ロードオブザリングやハリーポッター)のヒット。現30代。
→ファンタジー解説本やらが出回る。同時期に鋼の錬金術師連載。
・2000年代後半、ソシャゲでファンタジーから名前を取ったものが多用される。
・2010年~、web小説や小説家になろう でドラクエ的な勇者世界観を踏襲したものが流行り出す。(まおゆう等)
いわゆる持ち込みというやつ。
自分が担当しているのは青年誌。雑誌名の前にヤングと付くことが多い。(でも少年誌っぽいテイストの漫画も見ることがほとんど)
① 20代前半の漫画家志望たち。1番多いタイプ。 漫画家さんのアシスタントとして働いている人も多い。中には一ヶ月おきに持ち込んでくる子もいて、持ち込み頻度も1番多い印象。担当編集がつくのもこのタイプの人たちが1番多い
② 超画力だけどあんまし面白くない子たち。中高生に多いかも。絵がめっちゃ上手い。画力にステータス全振り。だがセリフ周りが少し下手くそ。頭のいいキャラクターもかしこまった小学生のような敬語を使う。
③ おっさん。脱サラして漫画家目指してる感じの人と今まで引きこもりだった?(推測)みたいな明らかに社会経験が足りない感じの人と2種類いる。画力はこの中じゃあ1番低い。昨今、画力重視ではなくなってきているとはいえ、もう少し綺麗な絵を描けるようになってほしいところ。あと、うちの出版社は持ち込みは老若男女問わず歓迎ですと言っている割には連載させるのは20代またはお抱えのベテランだけなので1番漫画家からは遠い人たちなのかもしれない。
④ ①がずるずると担当もつかず賞も取れず、雑誌にも載れずで30代40代に突入してしまったパターン。遠回しにそろそろ漫画以外で生きる選択肢を探してもいいんじゃないかとやんわり伝えるが本人たちは意地でも漫画家になりたい模様。パタっと来なくなることも多い。逆に心配になる。
と以上漫画家志望に最も多い4種類でした。
https://www.pixiv.net/artworks/78861803
↑これを見てそういう疑いを持って
https://www.pixiv.net/artworks/110182706
↑これを持ってマジでそういう傾向あるのかな?って思って
https://www.pixiv.net/users/13935841/bookmarks/artworks
まあ統計的根拠はともかく一説として主張してみてもいいかなってなった。
海苔が男性向けより細い気がする。商業TLだと陰部自体ぎりぎり見えない構図にしてるのにこの大盤振る舞いはなんだ?
てかイケメンなのは少年誌や青年誌にも普通にいて、今更エロだと不細工じゃなきゃ読めないってほうが不自然だわな。
ちんこまで修正薄いのがあれだが、まあ特別嫌悪感があるでもないからいっか?
女は女性器にもエロさを感じるようだけど、自分はちんこは見飽きてるって感じで(他人のたくさん見てるわけではないので語弊はあるが)積極的に見たくは全くならないな。エロ作品のなかで視界に入っても抵抗ない程度か。
「コスプレの格好をしたままでの来場・退場は禁止」と「コスプレに見える服装での入場は禁止」ってどう違いますか?
これだけ何百万とマンガ作品があると、その中の何かしらののキャラに服装髪型が完全一致というぐらいのことはあるかもしれません。
その場合、自覚無くて、その作品知らなくても、誰かから「あなた○○のコスプレですよね?着替えてください」って言われたら従わなきゃいけないんでしょうか?
それとも自覚がなかったら「コスプレに見える服装」の域を出ないんでしょうか?
そうだとすると、性善説をとるならいいんですが、性悪説の場合、自覚あってもしらを切る人がいる可能性を考えると、それはそれでどうなんだろうかとか思ってしまいます。
とりあえず、著作権すら偶然の一致の場合排除しないのと同じように、偶然の一致の場合はコスプレ入場禁止のルールは適用されないって考えればいいんでしょうか?
別にコッテコテの少年誌作品とかじゃなければ、普通っぽい現実でもありがちな服装で(スコッチ柄とか普通のジーパンとか)、しかも毎話服装が違うのも普通なんで(子供が覚えやすいみたいな意識がないから)この星の数ほどあるコンテンツのどの回のキャラの容姿にも一致しないって逆に難しいと思うんですが。
青年向け漫画の編集者をしていた。といっても若い頃の話だ。都内にある編集プロダクションを辞めて田舎に帰ったのが36の時だから、おじさんの入り口に立った頃か。今では完全なるおじさんである。
働いていた会社というのは、講談社とか小学館とか秋田書店とか、そういう大手出版社ではない。あくまで編集プロダクションである。出版社と編プロがどう違うのかって……ざっくり言うと元請けと下請けだ。出版社が出版事業(今回だと青少年向けの漫画作りや商業展開)の企画をして、漫画家が作品そのものを作って、編プロは雑誌本体を作って、その制作過程で印刷所やデザイン事務所といった専門集団と関係することになる。
イマイチな説明になってしまった。一般社会の例で説明する。民法でいうところの委託(準委任契約)に当たる。公共建築の分野でいうと、公共機関の建築技師が新しい建築物のマンガ絵を作り、建築事務所が基本設計~詳細(実施)設計をして、出てきた成果物を元に大手建設会社が施工監理し、地元にある中小事業者が実際の土木建築作業をする。
自分が勤めていたのは、この例でいうところの建築事務所だ。受益者(国民=漫画読者)の希望に応えたい組織があって、そこから依頼を受けて動いている関係会社のひとつ。そういうアナロジーだ。
出版社との役割分担は、そこまで分離しているわけでもない。漫画編集者といえば、昔の手塚治虫ほかの自伝みたいに、漫画家とアツいやり取りをしているイメージがある。ああいう、企画経営と制作現場の間にあるような仕事は、出版社の社員が直接することもあれば、編プロが出版社(編集部)のオフィスを間借りして行うこともある。
前者の例だと、マガジン、サンデー、チャンピオンなどだ。コンビニや書店にほぼ必ず置いてあるレベルの漫画誌。大手出版社に総合職コースで入社した人が、(編集、取材、制作、資材、宣伝、マーケティング、総務経理人事その他事務)といった多くの部門のひとつである漫画編集部に割り振られて其処に居る。
後者の例だと、大手出版社が出している漫画誌でも、あなたが聞いたことのないやつもけっこうあると思う。そういうのは、編プロが出版社(編集部)の仕事を丸ごと請けて実施していることが多い。自分は、そういう会社で働いていた。職場自体は大手出版社の中にあるが、いわゆる委託先の社員だった。別の言い方をすると、親雑誌に対する子雑誌の関係。
ほかの長文増田の記事を見るに、あまりたくさん書けない仕様のようである。何文字までかは知らないが、文字数制限があると思う。本当は何万字でも書きたいのだが、あくまで自分が書きたいだけであって、あなたが読みたいとは限らない。一万字以内になるよう心掛ける。以下に、自分が関わった漫画家を2人だけ紹介しよう。最後に所感を述べて終わりにする。
その2人(A先生とB先生。どちらも若手)と私は、分水嶺のような関係(追記;わかりにくい表現ですいません。ブクマカのBuchicatさんのコメントのとおりです)だった。ある日、私が担当していた漫画家のA先生が新作の企画提案に来ていて、同じタイミングで別の編集者のところに持ち込みをしたのがB先生だった。その別の編集者が不得手なジャンルだったこともあり、A先生との話が終わった後で、私も一緒にB先生の作品を読んだ。
その後、編集部の責任者を交えた会議で、私が引き続きA先生の新作の担当者に決まった。新人であるB先生の担当になる可能性もあったが、そうならなかったのは、今の漫画界の一界隈にとって幸運なことだった。
A先生は、雰囲気が暗めだった。人間性まで暗いというわけではなく、心を開くと明け透けになるタイプだった。モードに入ると饒舌になる。
弊誌では、読み切りを何度か掲載したことがあった。アシスタント経験あり。小さい賞を取ったことがある。ヒット作はないが、若き漫画家としてはキャリアがあった。
画力が抜群だった。小学校や中学校で、学習ノートにフシギダネの絵とかをソラでゲームパッケージそのまんまに描く子がいただろう。とにかく天賦の才を持っていた。最小限の画量で、それでいて迫力と感情に溢れた1枚1枚を描く。そういう人だった。
難点は、マジメすぎるところか。少し前にやっていたアニメだと、チェンソーマンに登場するアキくんか(少し前……?)。とにかくマジメだった。いや、やはり『直向き』に訂正する。
A先生は、少年誌に見合わない重たいテーマに挑むことがあった。今でもそうだ。彼のマンガには『緩さ』がない。それもいいところなのだが。私は好きだった。はっきりいって。が、読者の傾向に合っているかは微妙だった。
子どもの頃から漫画が好きだったらしい。中学生の頃のイラストを見せてもらうと、俄然キャラクターへの愛に溢れる作画を見ることができた。中学生らしい、プロには程遠いクオリティなのだが、しかし見ていて違和感がないというか、自然にくっきり入ってくる。
私という人間は、具体例で物事を説明する癖がある。上の「中学生らしいイラスト」を別の事例で表現すると……「うるせ~!!知らね~!!FINALFANT ASY」(短縮URL:https://x.gd/L5cc4)だろうか。以前、いつぞやかのid=pptppc2さんのブックマークコメントがきっかけで元ネタを知ることになった。
あの時のA先生のイラストは、ベルセルクのセルピコだったと思うが、力強い表現だったのを覚えている。セルピコがファルネーゼを抱きかかえて、
「申し訳ありません 道案内を頼まれまして 少し席を外していましたもので」
と言うシーンの模写だった。
さて、そんなA先生だったが、ある時これまた重量級のテーマで描きたいものがあるという。先ほどの、編集部での新企画提案の話だ。
その際、A先生からプロットをもらい、私のデスクで拝見させてもらったところ……うちの雑誌では持て余しそうだった。作品の質が低ければ普通に打ち切りになりそうで、作品の質が高くても――弊誌の売上規模だと会社グループ全体の機会損失になりそうだった。私の前でパイプ椅子にかけているA先生は、不安げな面持ちだった。
内部の話で悪いが、例えば「甲」という雑誌の亜流の「乙」という雑誌があるとする。ビッグコミック(オリジナル、スピリッツ、スペリオール)みたいな感じだ。この時、甲と乙に明確な上下関係があった場合、乙誌に掲載された漫画が甲誌に引き抜かれることがある。その際、甲誌の編集部から言われるのが、
「なぜうちの編集部に見せなかった?」
という意見だ。これは、ストレートに言われる場合もあれば、暗に言われる場合もある。だが、事前に上流の雑誌に見せていたとして、多くの場合は玉虫色の返事があるだけだったりする。
話を戻そう。この時の自分は、編集部の自分のデスクのあたりでA先生の次回作を見せてもらっている。確か缶コーヒーを飲んでいた。
自分としては、A先生のマンガを弊誌に載せたいと思っていたが、先ほど述べたとおり、後ろ髪を引かれる思いもあった。社会派の少年漫画というのは扱いが難しい。その作品が「あしたのジョー」の影響を受けているのは明白だった。「A先生であれば、きっと面白い作品にしてくれるのだろうな」という期待はあった。
うーん、大いに悩むところだ。どうしよう。思いあぐねていたところで、別の編集者から声がかかった。要約するとこんなところか。
「持ち込みに来た人がいる。私の専門じゃないので判断が難しい。門前払いにするレベルではないので、あなたの判断を仰ぎたい。上の人間は今出かけている」
要するに、自分の専門外なので判断できないよ、と言っている。ここも会社なので、編集者の上には当然上司がいる。その人達がいなければ同輩に相談するのが基本だ(余談だが私は後輩だった)。こういう原則は一般の会社と変わらない。
その『別の編集者』というのは、儚い感じの純文系が得意なタイプだった。一番わかりやすい喩えは……『はちみつとクローバー』みたいなやつだ。ああいうのが得意な人だった。
その時は、A先生との話が終わったら行くと告げた。それで、しばらくそのまま話を続けた。
「この作品はいい意味で重たいね。ちょっと考える時間がほしい」
と言って、その日は解散した。A先生は、「お願いします!」と言ってパイプ椅子を立ち、そのまま帰っていった。いつもだったら喫茶店でご飯をおごっている。
A先生は、『いい子』だった。あまり感情は出さないけれど、人間に対する愛を持っている。そういう子だった。私が当時、A先生にご飯を奢って、彼がおいしそうな表情で食べている時、私は幸せだった。A先生が幸福だと、自分も幸福だと思えた。A先生が漫画という手段で自らを表現している時、まるで自分もそれに劣らぬような喜びを得ていた。
ヘンな表現かもしれないが、例えば読者がA先生を褒めている時、自分とA先生との区別がなくなっているというか。彼のことが、自分のことみたいに嬉しかった。これは愛なのだろうか。
持ち込み部屋に行くと、別の編集者と、持ち込みに来た子が対面で座っていた(ちょこんと挨拶をしてくれた)。自分が座る席には作品が置いてあった。綴じられていない原稿用紙がある。ページ数にして30枚ほどだった。もっと多かったかもしれない。記憶があやしい。
実際、B先生の作品は面白かった。コテコテの学園ものかと思いきや、登場人物それぞれに適度な制約があって、キャラクターも立っていた。これまでのキャリアを聞き取ったところ、作品が雑誌に掲載されたことがあるようだ。アシスタント経験もある。
絵の方は、自分がこういうのも大変失礼だが、上手な方ではなかった。どちらかというと、脚本や設定、キャラ作りが得手のように映った。当人が情熱を注いでいる箇所はすぐにわかる。キャラ絵が有名漫画家の影響を受けているとか、キャラクターの台詞回しがハリウッド映画風とか、背景や小物を手を抜くことなく全部描いているとか、そんな具合に。
光るものがある作家だった。これを見抜けないようなのはモグリ――そんなレベルで輝いていた。
私は作品を読み終えた後で、「ちょっと待ってね」と自席に戻り、少し残っていた缶コーヒーを飲み干して、思案を重ねつつ持ち込み部屋に戻った(どうするのが最良かわからないケースだった……)。
それで、テーブルではこういうやりとりをした。
私「イイ作品だと思います。特に、セリフ回しにセンスを感じます。掲載ができるとかここでは言えないけど、話は通してみますね」
B「ありがとうございます」
私「それで、担当はね……縁なので。あなたがするのがいいのでは?」
編「私よりもほかの人がいいと思います。もっと才能を引き出せる人が……」※小さい声で
私「いや、でも恋愛描いてるよ。エンタメだけどいいんじゃない」(こいつ、作家の前でアホなこと抜かしよって)
編「難しいです」
私「でもこれ、縁だよ」(意識が低すぎる……)
編「ほかの作家さんも抱えてるので。いっぱいいっぱいです」
私「わかりました」(トラブル回避のため後で編集長に説明しとこう)
B「すいません。僕の作品はどうなるんですか?」
私「後日連絡しますね。必ずしますから、それまでは他誌への持ち込みは待っていただけますか」
B「あの、はい。できればですが、早めでお願いします。一週間くらいでなんとかなりますか」
私「なんとかしてみます」
作品そのものと、作家プロフィールと、付属資料のコピーを取らせてもらって、彼には外で缶コーヒーを奢った。ビルの入り口まで送ったところまではいい気分だったが、正直、身に余る事態だった。
持ち込み作家の才能がありすぎるのも考えものだ。嬉しい悲鳴というやつ。誰が担当に付くかで今後の雑誌の売り上げに影響がある。重大な意思決定ということになる。
最悪、『進撃の巨人』の時みたいに優れた作家を逃してしまう可能性がある。あれも、実際は諌山先生は門前払いではなく、週刊少年ジャンプの担当が付くか付かないかの微妙なラインだったらしい。それで、誰が担当になるかを押し付けあっている間に諌山先生が他雑誌に持ち込んでしまった、という話が業界団体の公的な飲み会で囁かれていた。
B先生についてだが、一週間後に担当編集が決まった。「別の編集者」でもなく私でもない。当時、若手のひとりだった20代の子が任されることになった。編集部のトップを交えてB先生の原稿のコピーを読んだのだが、「若い感性が光る。年齢が同じくらいの人と組ませる方がいいのでは?」という結論になった。
その20代の子は、上の組織からこっちに出向してきている子で、いわば武者修行の身だった。一流大学出で、本社のプロパー社員。いわゆる総合職である。
最初は、私に選択権があった。B先生の担当になる道もあった。だが当時の私は多忙であり、月に何度も会社に寝泊まりするレベルだった。新人は抱えるべきではない。しかし、才能のある子だから迷いがある。
A先生のこともあった。彼のあの作品を世に出してやりたい。もっと有名にしてあげたい。そんな想いがあった。
私が悩んでいるうちに、例の20代の子が手を挙げたのだ。私としても、彼のやる気と知性と直向きさは買っている。諸手を上げて賛成した。
今思えば、正しい選択だった。もし私がB先生の担当になっていたら、面白い恋愛エンタメを楽しめる読者の数は減っていただろう。これでよかったのだ。
以後のB先生は、例の持込漫画のブラッシュアップを続けた。翌年には、晴れて弊誌に第一話が掲載されることになった。さらに以後は、担当編集とともに二人三脚で躍進を続け、イケイケドンドンの勢いを保ったまま、一度も息切れすることなくスターダムに上り詰めた。今では漫画家として世に知られている。
上で挙げたA先生の意欲作は、読者層に合っていなかった。それでも、高い画力とシナリオ構成の上手さがあったのだろう。その意欲作は、連載期間を積み重ねる度にファンの数が増えていった(業界的には、Amazonの第一巻のレビュー数が人気の代替変数になることが知られている)。
今では、A先生は親雑誌で連載を勝ち取るまでになった。去年だったか。彼の作品をコンビニで立ち読みする機会があったのだが、やはり突き抜けた画力だった。週刊連載であそこまでの画力というのはまずない。
2024年現在、私は東京を離れて田舎で暮らしている。地元の町役場にUターン就職して、実家の農業を手伝いながらスローライフに近い生活を送っている。
実は、編集者だった当時、働きすぎて病気になった。ある日、下腹部の辺りに違和感を覚えて、血の塊のようなものが血管を這っている感覚があった。病院に行くと、「遅くても明日中に入院しなさい」という医者からの指導があった。
それなりに重い病気にかかってしまった。一応は死亡リスクもある。数か月ほど入院した後、どうしようかと考えて、考えて、考えて……編集部に復帰後は、労働を最小限にしつつ転職活動をスタートした。
A先生については、幸いだった。彼の意欲作とは最終回まで付き合うことができた。私が退院した後、無事完結を迎えることができた。あしたのジョーに比べればハッピーエンドだった。
入院中に、A先生とB先生がお見舞いに来てくれたのを覚えている。ほかの編集仲間も来てくれた。A先生は、テンションが低めで、何を考えているのかわからないこともあるのだが、人間への基本的な愛というか、思いやりがある人だった。
もう40才を過ぎている。はてなユーザーの中では平均的な年齢か。思えば齢を重ねたものだが、当時の日々は今でも夢の中に出てくる。
若い頃から編集者をやってきた。身体を壊さなければ続けていたのかというと、多分そうだろう。でも、今の生活も悪くないと感じている。自分語りはここまでにして、締めにしよう。
もしあなたが、Webでも紙媒体でもいい。気になる漫画作品を見つけたとする。面白いものを見つけたと感じたら、ひとまず買ってみるのがいい。Webだと1話単位で売っている。
ひとかどの漫画家というのは、自らが産み出すモノを本気で高めにいっている。あなたのフィーリングが合ったのなら、ひとまず1巻だけでも読んでみる方がQOLが高まると思う。ハズレを引くことはあるだろうが、アタリだってちゃんとある。人生は運試しである。
ジャンプはそもそも編集部に男しかいないというのは有名な話だね。
あれはあれで業界の中でも特殊過ぎる環境なんじゃないかなと思う。わからんけど。
有名少年誌ほど連載志望作家が掃いて捨てるほどいる状況じゃないだろうから編集側が強く出れなさそうだし、作家のメンヘラ率も高そうだし、ってとこか
有名誌以外のレーベルはどっちかというと同人上がりのセミプロ/半分素人みたいな作家が多そうな感じが話を聞く限りする。
そういう作家は有名誌で連載取れるレベルでは全く無いので、むしろ編集側の方が強いと思う。
「シャタバリ」と呼ばれる女性向けハーブティーを飲んで2ヶ月だが、日常生活に支障が出るくらい効いている。
主に生理痛の軽減に効果があったのだが、何よりも私に効果大だったのは「性欲が高まる・異性が気になる」こと。
※あくまで個人のn=1の経験なので、シャタバリ飲んだ人が全員こうなるわけではないことをご理解ください。
※当方アラサー女、性欲は割と強い方だと思ってたけどシャタバリ飲んでから「本当の性欲」を手に入れてビビってます。
もうとにかく、性欲が、強くなる。異性に目がいく。
今日も仕事先で会ったおじさんが前髪を払っただけで、セクシーさを感じてキュンとしてしまった。
これまでも男性を素敵と感じる瞬間はあったけど、ここまで下半身と呼応するタイプのキュンは初めてだった。
私はわりとAVを観たりする方だが、シャタバリ前とシャタバリ後では見る量も質も変わってきた。
シャタバリ前は、AVを観なくても(オナニーをしなくても)生活に問題がなかったし時間がない時や疲れてる時は一切そういう気が湧かなかったが、
シャタバリ後は、とにかくこの有り余る性欲を発散させないと……という焦燥感から、時間をとってAVや官能漫画を漁っている。
で、ここでちょっと男女論の話をするんだけど、
これちょっと男性の気持ち分かるようになってきちゃったな〜ネットで男女が議論してるの、話が噛み合わないわけだ〜と、気付きを得たので記しておく。フェミニストの方にもアンチフェミの方にも怒られそうな内容だがどうか読んでほしい。
ここでは性欲が高まってることを、仮に、男モードになる、と言いますね。(仮にでも男と言われたくない方は、Xモードとでも読み替えてください)
男モードの時に異性に「あなたとは関わりたくない!性欲は悪!気持ち悪い!」と言われるのを想像すると、所持金を奪われているかのような、まるでこっちが被害者になったような気分になる。
この、所持金を奪われてるかのような被害者意識が、性犯罪やセクハラの根源にある気がした。
いや、本当に、性欲強い男性、仕事や学校で異性がいる場で普通に生きられるの凄いと思う。
たまにミソジニー男が「襲わないだけありがたいと思え!」みたいな投稿しててマジキモい死んでくれよと思ってたけどちょっと気持ちがわかる(わかりたくないのに)。
男性は襲わない・セクハラ言わない・相手を異性として見ようとしないことに余計なカロリー消費を強いられるのか、と、少し不憫な気持ちになった。
今まで、「ヤレる・ヤレないでしか女を見ない男」「彼女ができる=いつでもセックスOKと勘違いしている男」を嫌悪していたが、男モードのときはその気持ちがわかる(わかりたくないのに!)。
本人にとってはそれが最大の重要事項であり、どうしようもない緊急事態なのだ。
「ヤレない女」は、どうしようもない危機的状況なのに救命を拒否しようとしてくる女に見えてしまうのかもしれない。本当に男になったわけではないので語弊があるかもしれないが。
なんだかとにかく、男モードの時に自分の性欲を否定されるのは、被害者になった気分なのだ。(だからと言って性犯罪をして良い免罪符になるわけでは決して無いぞ。)
冒頭にも書いたが私は他の女性に比べ性欲が強いと思っていて、だからこそ「一時の性欲で人生を棒に振る性犯罪者って馬鹿なんだなw」「性欲なんて家帰ってオナニーすれば良いじゃんw」と思っていた。
しかし、馬鹿にできないくらい男と女で性欲の強さも質も違うのだ、と今なら理解できる。
女モードの時の性欲は、好きな人と特別な交わりをしたい、愛する人にハグされて安心したい、のような、心の交わりを多かれ少なかれ求めているが、男モードの時の性欲はもっと直接的な身体の交わり、端的に言うとチンポのベネフィットを求めているように思う。
結果的に「ヤレる・ヤレないでしか女を見ない男」というレッテルが貼られる。
女性の読者の方、男性に「今夜どう?」的なアプローチをされて、うまく誤魔化して話をはぐらかそうとしてもどうしても性的な話に戻ってきてしまった経験はないだろうか。あれうざいよね。
女は性欲の薄さから、性的な話題とそれ以外の話題に軽重がなく、少し性的な話をしていてもその後「美味しいカフェ」「人気のコスメ」「好きな俳優」の話でもされたら興味がそちらに湧いて別の方向に向かえるのだけど、
男は目の前の性的対象と性欲を解消することがターゲットになると、全ての有象無象の話題はどうでも良くなり、多少話の前後がおかしくても性的な話をして、とにかく「性交のチャンス」を増やそうとしてしまうのではないか、と私は仮説を立てている。
https://x.com/tinsiba_musou/status/1734637858525200565?s=46&t=QuRr4OQU6K9OBht07qV9dQ
先日読んだ神ポストを紹介するが、これ本当にその通りで感動したし絶賛の嵐だったのに一部の男性があまり理解できてなくてリプライでボコボコにされてて笑ったんだけど、まあ確かに男モードになってる時に読むと言葉の意味が分かりづらいことが分かった。
なんというか男モードになってる時は一瞬でも「チャンス」がないか伺っているから、AVや下ネタの話してる異性=エッチな話してる=ワンチャンあるかも、と思ってしまう。
それが、相手自身に向けられてる話かそうでない話かは、男にとってわりとどうでも良いというか、考えるのにコストを要する話なのかもしれない。
いや、怖いのが、女モードのときにAVや下ネタ話してるの、マジで「エッチな話をしている」っていう認識無いんですよ……。
「深田えいみちゃんおっぱい大きくてスタイル良いよね」と「あそこのラーメン屋さん量多くて美味しかったね」は全く同じテンションでそこに性欲は全く介在しない。
これ男モードになると自分の都合の良いように「チャンス」を見つけてしまって、「AV女優」「おっぱい」みたいな単語に脳が反応してる感じになるのでは?男性の皆さんの意見が聞きたい。
上記神ポストは女性から大絶賛されているし私も100%同意なのだが、男にそういう「チャンス」を見せないためにも、AVの話や下ネタは男性の前ではしない方が良いのかもしれないと思った。
これはモラルとか理屈とかで「あいわかった」と縛れるものじゃないのだ。
あと詳しくはないけど、週刊少年誌に連載するときはおっぱい大きい女の子描けって言われる理由もわかった。
女子からしたらそういうキャラがいても全くなんとも思わないor最近のフェミは怒ったりするけど、男モードになるとやっぱり目がいくというか見ようとするきっかけにはなるので、資本主義的にはおっぱい大きい女キャラがいることは正解なのだろう。
少し話を変えるが、この状態で、「身体が男」のトランス女性が女子トイレや女風呂に入ってくることを考えるとますます怖くなってきた。
我々女は銭湯で他人の女の胸や股間を見てもそれが性的なアイコンとは全く思わないと思うが、「身体が男」の場合は、例え男に発情するトランス女性の人でも、性的なアイコンとして脳が誤作動を起こして勃起などしてしまうのではないか?
「トランス女性が女に発情するわけないだろ!差別発言だ!」と思われるかもしれないが、そういった脳の誤作動が絶対に無いとは言い切れない。
「おっぱい」「まんこ」「ちんこ」「裸」「セックス」等が脳内の同じフォルダに入ってる場合、裸を見て、男脳の人がそうならないと断言できるだろうか?
シャタバリを飲んで擬似的に「身体が男」?っぽくなった私個人の意見としては、生で他人のおっぱいを見たらその女性にではなくそのアイコンに興奮してしまうと思う。
私は女体に興奮する性質ではないが、女性のおっぱいやウエストやお尻は、性的な気分を引き起こすのにもってこいの素材である。
その女性自体に発情しなくても、エロい気分が湧いてしまった時、自分の身体が男で、その対象を容易に組み敷ける筋肉を持っていた時、間違いを犯してしまうかもしれない。
※ トランス女性のくだり、不快に思われた方が多く申し訳なく感じます。そして中心として訴えたかった部分では無いので消しました。私が話したかったのはあくまで「性欲の高低によってこんなに世界の見え方が変わるのか!」という部分なので。
まあ色々書いたが、男女の性欲にここまで違いがあるのであれば、男女論などで今まで議論していたことがグラグラと根底から壊れてしまうのでは?今まで我々は何を話し合っていたんだ?と感動半分、落ち込み半分、の気分をここ数週間で味わう羽目になった。
男性と女性がそれぞれ考えている「性欲」は同音異義語と言っても良いくらい全く別のものなのだ。
最後に、全ての女性に効くとは思わないが、PMSや生理痛で悩んでいる女性はシャタバリを試してみても良いかもしれない。(本当に悩んでいる場合はお茶なんかじゃ治らないから病院へ行ってね)
また、女性の性欲の薄さと質を男性にも味わってもらいたいものだが、今のところ良い案が思いつかない。
女性はあなたたちが考えてるほどセックスのことを考えていませんよ、何なら一生セックス無しで生きても全然OKなのよ〜ということを身体で理解してもらいたいが難しいだろう。
気づいたことをメモしてそれを文章にしているので(何せ、男モードになっている時にメモしないといけないので)読みにくいところがあると思うが、もしも何か思うところがあったら意見が欲しいです。
多くのコメントありがとうございます。はてな匿名ダイアリーを使うのは初めてなので、ここまで反響があることにビビってます。
普通のハーブティー専門店で買ったお茶です!店名を言うとステマと思われそうだし隠すことで違法薬物に手を染めてると思われるのも嫌だな、と思うので、有名ハーブティー専門店の“女性リズムを〜”30包3400円のお茶を毎日2杯ずつ飲みました、とだけ伝えておきます。
ごめんなさいテンションの高さはオタク特有の早口です普段からこんな感じですごめんなさい……危険なハーブ飲んでるというコメント多くて逆に心配になってきました。コメントで、女性ホルモン系の疾患がある人は控えた方が良いかもとおっしゃっていた方もいましたので、本当に生理痛やPMS困ってる方はレディースクリニックへ行くことをお勧めします。お茶なんかで病気は治らないよ!
・プラセボでは
プラセボだとしてもPMSや生理痛がだいぶよくなったのは有難い。性欲がここまで高くなるかは正直かなり個人差があると思います。
・連れに飲ませちゃおう
絶対にやめて!生理辛いって言ってる彼女にプレゼントするのはアリかもしれないけど。性欲高まるは絶対個人差。あと、 一杯飲んだからってAVの媚薬みたいに効くものじゃないぞ。それは薬や。
・味はどう?
私が飲んでるのはブレンドティーなのでそんなに不味くないです。ハーブティーではなくシャタバリの粉を直飲み?してる友人は不味いと言ってた(がめちゃくちゃ効いたらしい)
・性欲を低めるハーブティーを男が飲むべきだと思う
まあ、できることならそうですね。
私はこの記事で「男性の性欲は仕方ない!ヨシヨシ」と言いたいのではなく、「男性の性欲は理性だけでコントロールが難しい時もあるのでは?ならば、どうするべきか?」と考えたいです。
コメント欄見てると男性の性欲が低くなる育毛剤もあるようですが、果たして女性ほど落ちるかどうかは不明ですね……。
以下、目についたコメントの返しです。
・性欲の大小で同じ人間がこうも意識が変わるんだ!という発見をした興奮は伝わってきたよ。興味深かった。
でもほとんどの男性は中学生くらいでこの経験をしてるのでしょうか。
・女ですが生理前は毎回大体そんな感じです。
・内なる獣を飼いならす必要があるってのはそうかもしれないけど、通常は発達や成長に合わせて段階を追っていくので増田が思うほどカロリーを使わない。通常は
そうなんですね!
その理性をコントロールする経験って学生時代とかに培われるものなんですかね。
逆に言えば性犯罪者って、そういう発達が未成熟のまま成長しちゃったんですね……どうしたら良いんだろ。
・男モードを性欲の高い男性とすれば、書いてあることは大体合っていて的確な分析だと思う。
読んでいただいてありがとうございます。
この文章がどのくらい他人に伝わっているのか分からなかったので、このような意見があるとありがたいです。
・チンポ生やしてから言え
生やしてえよ
・中高生男子くらいで何でも性に結びつけて興奮しちゃう感じか。
それです!
もしかしたら、生まれて初めての性欲に対してうまくコントロールできてないだけなのかもしれないです。
男性の皆さんは成長と共にこれを飼い慣らしてるの凄いですね……。
そのコントロールこそ性教育に組み込むべきでは?と思いました。
・エロトーク=OK女の図式はマジなら気をつけないとな。私もエロゲの話してたらOKと思われた事が2回ある…
私も「エロい話しててOKと思う方が馬鹿男!」って思ってたんですが、こちらにその気がなくても、エロ話をしてるだけで相手のスイッチを入れてしまうのなら、そもそも話さない方が自衛になるよなぁ、って思いました。
・病気+加齢でデカフェのアメリカンくらい性欲がなくなったら、びっくりするほど女性を目で追わなくなったな。男モードの増田の困惑はおもしろい。
はい、性欲の強い世界ってこんななの?こんなに異性を目で追うものなの?と困惑しています。
今まで電車や道でじっと見てくる男性キモすぎこっち見るなって思ってたのですが、彼らは異性に反応してしまう生き物なのですね……
・ようやく性欲一合目って所だな。本当の性欲を増田はまだ知らない
声出して笑いましたwww
今の私は精通した男子中学生レベルなので、本当の性欲を知りそれをコントロールできている成人男性を尊敬しております。
・性欲高まってまずやることが男女論とトランス差別か…もっとエッチなことをしてきてください!!!
2ヶ月以上コンスタントに毎日飲んで、やっと効果出てくる感じです。そんなAVの媚薬みたいに一回飲んだり塗ったりするだけでは効きませんよ。現実を見なさい。
本当にそうだと思います。記事の男モードは「性欲強い人モード」あるいは「マジンガーZモード」とでも読み替えてください。
・人に依るが男だって常には発情しない。子供の頃から日々アップダウンの経験をしているので制御もそれなりに出来るようになる。想像力次第では異性の制欲的立場もある程度理解できる人も居るしそれが求められている
これができる男とできない男の差を、ぜひ知りたいです……。
・読み物として面白かった。男女の間には深くて暗い川があるというが、お互いを尊重して理解しようという歩み寄りだけは忘れてはいけない事を肝に銘じて日々を生きたい。
まさに伝えたいことを表現してくださりありがとうございます。
今までは男女平等だと思いすぎて、男女は同じ世界にいると思ってたんです。
そしたら橋を渡った別世界に男の人は住んでた、って感じです。
吾峠呼世晴は「描かされた」展
scipio1031 鬼滅の刃作者が書きたい通りに書いてるかどうかはわからなくない?男の子ウケする少年誌マナーに仕方なく寄せてる場合もあるよね。
scorelessdraw 商業作品で「これは作者が好きだから書いているものだ」で終わらせちゃうのはちょっともったいない気もするがどうなんだろう。
junjun777 作者がそう描きたいなら何も言うことはないけど、そうでなくて編集がそう指示しているなら、ターゲット層がこういう露出を、好むのかどっちでも良いのか不快なのか、の比率は知りたくはありますね。
circled 『「作品は作者が書きたいものを書いてる」という前提がまるでない人が多い。』→ これジャンプだと作品を元に編集者の言う「売れる」内容に書き換えてもらってんじゃないの?と思わんでもない
earthether いやーこと週刊少年誌においては「作者が描きたい物を描いている」とは言い切れない部分はありますけど。
todomadrid 作者の好みだけとは限らないよ。少年誌での「売れる要素」は一つでも多く盛り込むように研究し尽くしてるし、描きたくて描いてる作者もいれば、テコ入れでお色気要素を選択する、もしくは指示されることもあるよね。