私が働くことに旦那がひとつ難色をつける点は 「忙しくなると家族に八つ当たり、または生活に支障をきたす」というものでした。
「あー、今日は忙しいからご飯を作る元気がない。コンビニで何か買ってきて」とか
「あー、今日は疲れ過ぎてイライラする。ちょっとこれくらい自分でやってよ!」
となりかねないと。はい、なりかねない、なりかねない。
ところが、今回の仕事、はっきり言って、めっちゃ楽すぎて、ずぇんずぇん疲れない。
楽というか、簡単単純な雑用でしかないんです。
はっきりいって娘でも出来ます。
先日やったことなんて、
13000枚のコピー。
テプラで棚に貼る番号札作り。
以上ですよ。以上。
あとは郵便物の配送手続きや、備品の管理、社員登録データの管理や社員証の作成などなど。一般事務とはこういうものだと分かっていても、一般事務ってタダの雑務…
仕事初日、早くも仕事のつまらなさにがっくりきた私は旦那に 「仕事、めっちゃつまらんのよ」と愚痴をこぼしました。
したら 「仕事を面白いかつまらないかで言ったら、俺なんてとっくの昔にあの会社辞めてるぞ。」と逆攻撃を受けました。
そうだよなぁ、お金を得るための手段と割り切ればいいのか。
旦那曰く「その仕事が面白いか、つまらないかじゃなく、与えられた仕事をいかに楽しくやるか、だ。」
よし、割り切ろう。割り切った。
翌日、テプラで大量の棚番を作ってくれと言われました。
あ、言い忘れましたが、私の職場はとある会社の総務部です。総務部と言っても少人数しかいませんが。
つまらん……
「与えられた仕事をいかに楽しくやるか、だ。」
よし、1枚作る作業時間が15秒かかっていたとしたら、10秒に短縮してみよう。ここは左手を使ったほうがはやいなぁ。
お、今度は1枚8秒に挑戦だ、機械はこっちに置いたほうがやりやすいな。よし、この無駄のないテープさばき、いいぞいいぞ。
あほみたいに、職人のようにジージコジージコひたすらテープを印刷しました。こんなことに一生懸命になっている自分の姿にちょっと笑えたり。
まあこんな単純な仕事でいくばくかでもお金がもらえるなら、家でボーっとしてるよりはいいかな。
よくアメリカ映画なんかでメール配りの人がローラースケート履いてガム噛みながら音楽聴いてやってるじゃないですか。あれ、まさに仕事を楽しくやる方法だなー、アメリカ人さすがだなー、なんて思っちゃいました。まあ、私があれやったら間違いなくクビですが。大体へっぴり腰のローラースケート姿、全然楽しそうじゃないし。翌日筋肉痛で仕事休んじゃうし。
でも、やりがいってなんでしょう。
もうしばらく雑務の達人目指して頑張ってみます。
俺ならテプラに数字を打ち込み打ち込み打ち込みジージコジージコジージコ印刷しカットカット(はさみで)ってやるなぁ。