2009-10-05

けっこう本音の、いわゆる「負け組女の、結婚への高望み」について聞いた

職場女の子・・という歳でもないんだけど、彼女モテないという。私は元来純度100%の朴念仁である為、どういう女性モテてどういう女性モテないのかよく分からないのだが、本人曰く「笑える程もてない」らしい。

非常にさばさばとした人で、酒も入ってない職場の席で、普通なら話しにくそうな話を平然とするのでちょっと書き留めておきたくなった。

以下、会話の内容は編集しているが大筋では話したまんま。

A:「最近、「結婚に対して高望みし過ぎな喪女」みたいな記事とかよくみるけど。多分なんだけど、私にもそういう感覚あるから思うんだけど、これ、別に身のほど知らずなわけじゃないんだよ」

し:「ふむ?」

A:「実現可能性がほぼないこととか、自分にそれだけのアピールポイントがないこととか、百も承知なわけ」

し:「夢を語ってるってこと?宝くじで二億円当たったらなに買うみたいな」

A:「いやもうちょっとシビアな。なんていうのかな・・・キミ麻雀知ってるよね」

し:「たまーに雀荘いく程度には」

A:「私ハンゲでしかやったことないけど。自分ダントツの四位で、オーラスで手もバラバラ。どう考えても勝ち目なんてない。ただ、ゲーム上は一位を目指した手を作らなきゃいけない」

し:「無理を承知で役満狙ったりするね。というか、そうするしかないというか」

A:「多分似てると思う。四位確定させるくらいなら上がらない方がいいとかさ。自分はほぼ負けることが分かってるんだけど、ルールとかマナー上、努力目標は掲げておかないといけない、みたいな状況」

A:「「年収1000万以上」とか一部上場企業がどうとか確かに笑えるけどさ、要するに役満と同じ、半分強制的な努力目標なんだよ」

A:「だから逆に、この人たちは結婚にはそこまで価値をおいてないんじゃないかな。妥協した結婚生活よりは独身の方がマシ。だって慣れてるから。四位の結婚生活を送るくらいならラスのままゲーム継続の方がまだマシ」

A:「ただ、もし役満が上がれるなら結婚してもいい、くらいの考え方でないと色々ときつ過ぎるから。それが身のほど知らずに見えるんだと思う。少なくとも私はそうだな」

A:「だから多分、妥協するっていう選択肢は最初からないんだと思う。だって妥協するのは四位確定の上がりと一緒だから。妥協した上での結婚生活ってものを、そもそも得ようと思わない人が多いんじゃないかな。」

大体こんな会話だった。後半は相槌だったが。

つまり彼女達は、少なくとも彼女は、決して「身の程知らず」という訳ではない。ただ「妥協した結婚」を「妥協しなかった結果の独身生活」よりも低く捉えているだけであり、かつ、無理を承知で「妥協しないでいる」ことを自他に示しているに過ぎない。

なんと言えばいいか分からなかったし、フォローするような話でもないと思ったので、私は途中からあまり口を挟まずに聞いていた。ただ、こういう話をさばさばと出来る彼女は、スタンスはどうあれ凄い覚悟の持ち主だなあ、と思った。

  • ちょっと前から時々この手の記事がコピペされてるけど、同じ奴がやってるのかな。 元ネタは増田かはてなで以前話題になったものばかりだけど、意外と釣られる人居るんだな。

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