2009-06-27

かつてGHQ日本人に討論や議論をする事の大切さを教育していた

第三に、自分独自の意見を作らせないこと。

第四に、討論や議論を学ばないこと。

http://alfalfa.livedoor.biz/archives/51481174.html

(「かつて日本教育改革担当したGHQ役人は、こう豪語したそうだ。」)

↑を読んで。

CIE映画とは、GHQの民間情報教育局(CIE)が日本人に対して民主主義思想を植え付けるために製作した教育映画であり、別名・ナトコ映画とも呼ばれている。

http://www.momat.go.jp/FC/NFC_Calendar/2008-05/kaisetsu_3.html

以前フィルムセンターでこのCIE映画の特集があった。客席はガラガラでしたが……

解説を読むだけでも結構概要が分かるので、いくつか抜粋で引用させて頂きます。

「議事の進め方」

民主主義的な議事の進め方を紹介する作品で、表決や会計報告の方法などが示される。

「労仂組合員教育

新しく労働組合に加入した人への教育方法を伝授する映画で、組合員教育の必要性、その具体的な内容や方法論が平易に解説される。

「漁(すなど)る人々」

漁民たちの貧しく苦しい生活を克明に描くことを通じて、彼らが新漁業法(1949年公布)によって保証された権利を自覚するよううながす作品

「格子なき図書館

図書館法が1950年施行されたことに伴い、国民解放された新しい図書館のさまざまな機能が紹介される。

ディスカッションの手引」

合理的で民主的な議論を進めるために、講壇式討議、バズ・セッション、ロール・プレイング法などさまざまな議論の形式の特徴を、アニメーション場面を挿入しながら解説した作品

http://www.momat.go.jp/FC/NFC_Calendar/2008-05/kaisetsu_3.html

http://www.momat.go.jp/FC/NFC_Calendar/2008-05/kaisetsu_4.html

http://www.momat.go.jp/FC/NFC_Calendar/2008-05/kaisetsu_5.html

以上のように討論、議論の重要性(のみならずその方法まで)や労働者の権利、労働組合図書館重要性とその機能などなど、それがいかに素晴らしいものかを映画という分かりやすい手段で伝えるいわば「民主主義プロパガンダ映画」といった趣です。

たまに演出が極端だったりしてとても面白いので機会があれば一見をお勧めします。

アメリカ日本に対してどういうふうに民主化を施そうとしていたのか、まだ勉強不足で私は全く知らないのですが、「オリエンタリズム」などを一緒に考えるにつけ(「彼らは自分自分を代表することができず、だれかに代表してもらわなければならない」byマルクス)とても興味深いのでいずれちゃんと勉強してみたい。

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