2008-12-10

兄弟

ボクが大学に受かって一人暮らしをはじめるとやっぱホームシック気味になったり、ストレスが溜まってしまったり、寂しい気持ちになることが多々あった。

1年や2年のときは時間的に余裕もあって頻繁に帰ったりして、母さんの作るご飯食べたり、父さんに、「はよ結婚して、孫の顔みしてやー」なんてからかわれたり、地元の友達に会って、近況とか将来について話したりしてた。友達とはもっぱら恋愛の話だったけど。

地元に帰るとそういうつながりとかが実感できて、両親とか友達とかの関係がとても大切だなぁと思った。

けど最近はなかなか地元に帰れずにストレスが溜まったり、生活リズムが直らなかったり、いろんな面倒なことが入ってきて精神的にパンクしそうだったりする。

そんなとき唐突にかかってきた兄貴からの電話

誕生日おめでとう」

ボクはありがとうって言いつつも、「あ、そういや今日誕生日だったなぁ」ってそのとき気づいた。

忙しくて忘れてたし、まさか兄貴から電話がかかってくるとは想像もつかなくて、照れくさいけど嬉しかった。

その後、「頑張れよ」「いや、お前も頑張れよ」なんてしょーもない話を笑いながらして電話を切った。

自分が失くしてたのはこれだと思った。

両親でも友達でもなく、一番、気兼ね無く喋れるのは兄貴だった。

兄貴とは昔からいつも一緒で、兄貴CD勝手に聞いたり、漫画とか服とか借りたりして。おかげで趣味も一緒だったし、将来の方向性も兄貴に影響されてるし、RPGゲームも二人で一つのセーブデータで、夢中なときは親に隠れて深夜までゲームしたりして、二人揃わないときはレベル上げしてた。

いくつになっても実家に居るうちは一緒の部屋に居て。思ったことを気兼ねなく喋るし、喋ることが無くて黙ってても、一緒に居たりして。。喧嘩もよくしたけど、ああいう時間幸せだったんだって今頃になって強く感じる。

ボクが家を出て、兄貴社会人になって、会う機会がなかなか無くなってしまったことは自然な流れだから気づかなかったけど、兄貴との時間自分にとってとてもとても大事だった。

一緒に住んでない上に、兄貴はもうゲーム時間無駄だとかいって絶対にやってくれないけど、また二人で一つのRPGゲームとかやってみたいなぁ。

  • 中学のとき以来兄貴と16年ほど口を利いたことない増田が通りますよ。 仲いい兄弟の話聞くとうらやましすぎて泣きそうになる。

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