2008-10-31

発表の場」としての個人サイト絶滅する。

個人サイトについて前から自分が思っていたことについて書こうと思う。

http://d.hatena.ne.jp/takhino/20081006/1223258393

一ヶ月ほど前の記事。

イラスト発表する個人サイトは減っていき、pixivのような巨大投稿サイト発表するのが主流になっていくんじゃないだろうか、という帰結をしている。

これは合っていると思う。というか、既にそうなっている。

イラストだけじゃない。

「表現の発表の場」としての個人サイトはだいぶ衰退している。

それは目に見える繋がりをどんどん強化していったからだ。

昔、表現をしたい人間発表の場としてインターネットを選び、次々と個人サイトができていった。

ホームページ」とも言うように、みんなが個人の家を持ち、その家の中で作品発表した。

みんながみんな、点々と家を持ち発表をしていた。

しかし、同じジャンルを志すもの同士、繋がりたいものである。

それを助けていたのが「リンク集」や「登録型サーチエンジン」。

同好の士、お互いの家は離れていたけど、どこに位置するかを示す地図があり、みんなそれを頼りに足を運んだ。仲間に入るためにみんな自分の家を地図に載せてもらった。でも、みんなどこかバラバラだった。

数年前だけどかなり昔の話。もう戻ってこない遥かなる過去

今はもう誰も地図を取らないし、家に足を運ばなくなっている。

地図を自分で取ってくるのは面倒だし、歩いて場所を探すのはかったるい。

それ以上にもっともっと、繋がっていたい、一緒にいたいという願望が強くなっていった。

そして、生まれたのが巨大な投稿サイトである。

同じジャンルの表現者は皆、一つの大きな投稿サイトに集まりそこで発表するようになり、閲覧も投稿もコミュニケーションも何もかも一つのサイトで済ませるようになった。

皆で同じ大きな家に住むようになった。同行の士が同じ場所に寝泊りし、作品発表し、コミュニケーションをし、お互い刺激しあって切磋琢磨していく。

家と家を移動する必要はなくなり、繋がりは濃密になる。何せ常に同じ場所にいるのだ。

イラストならばpixiv音楽ならmyspace写真ならflickr動画ならyoutube。文章にだってテキスポがあるし、ゲームはちょっと思いつかないけどこれからできるか、或いは海外にあるでしょう。

これはどんな状態か?

そう、「トキワ荘」である。今や表現者はみんなデジタルトキワ荘に住んでいるんだ。

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