2008-01-03

大人になってDQFFジョブシステムがすげえなって思うんだ

子供の頃は、なんでだろうと思ってた事が、大人になってしっくりくる。

例えば、ドラクエ3で転職レベル1になる話。なんて不条理なんだと思っていた。

しかしながら、異業種に転職すれば、そりゃ経験はないわ。戸惑う事ばかりである。

ただし、前職で得た技術というか、スキルは、自分の力として残る。飲食からITにいっても、キッチンでの指示出しの経験は残る。

ただまあ、HPまで減る必要はあったかというと、これはゲームバランスの問題か。

制作者側の思想もあるのだろう、FF転職してもレベル1にはならない。これはドラクエ側が発するキャリアアップもほどほどに、という警鐘なのかもしれない。

また、遊び人がある時賢者になるという話。

真面目一徹に一つの事ばっかりやっているよりも、広く世界を見て、遊んでいた人間の方が、有る一瞬のひらめきで、成功を悟る事ができるだろう。

ただつまずいたり、エロ本読んだり、所謂小学生レベル遊び人賢者になれてしまうのはどうだ。これもまた、ゲームバランスの問題か。

遊び人も20年やれば、立派な賢者ということか。どこかにあるか解らない誰かの書いた悟りの本を探して読むよりは、自分でいろいろなことをやったほうがいい、というこれまたメッセージなのかもしれない。

そしてFF転職の扱いがドラクエとは違う、どちらかというと就寝一職業だったDQにくらべ、FF転職を推奨している。

レベルは1にはならないし、いつでもどこでも職業を変える事ができる。

これは来るべき終身雇用時代の崩壊に気付いていた大人たちが、子供たちに対して時代のニーズに合わせて、職業を変える事は間違ってはいないのだよ、今思えば、教えてくれていたのだろう。

FF3にはキャパシティというポイントがあるが、これは所謂「親のスネ」というやつだろう。しかしながらこれも、ファミコン時代は「いつまでも親のスネをかじるな」「かじってられる間に職を決めておけよ」というメッセージがあったが、DS版になり、撤廃されてしまった。

ニート文化の影響だろう。そもそも職が安定していないことに、言及する事さえナンセンスという時代になってきている。大人になったから解る事であり、始めでDS版に触れる子供たちは気付かないだろうが、今現在の大人たちが、このキャパシティという値を子供に対して意識させなかったことは、また何年かしてきて、社会に対して影響が出る事もあるとぼくは断言する。

自分の得たスキルが二つまでしかバトルでしか使用ができない事についても納得できる。つまり戦闘とは現場なのだ、歌えて踊れて薬剤師資格を持っていてオラクルマスターであったとしても、デニーズバイトをすれば、接客と真面目さくらいしか、使うチャンスはないのだ。よくできている。

人生は経験値だ。やればできる。自分にできない事は、やってないからできないだけなのだと、彼らは教えてくれていたのだ。

バイトの職歴を評価しない社会、これは行けない事だ。時間に遅れないで来るスキル。黙って言われた通りに動くスキル。これはわりと大事な事であることを忘れてはいけない。

正月休み、暇を貪っている場合ではない。否、暇の過ごし方、というアビリティについては、レベルは上がっていることは、否定しようがない。

それを使ってどう儲けるか。僕のキャパシティはもはや枯れそうなのだ。

早く賢者になりたい。

27歳 遊び人

  • http://anond.hatelabo.jp/20080103183407 ダーマの神殿もクリスタルも無視してきた真性無職にこの人生クリアはちょっと厳しい

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