2007-10-20

初音ミク手芸

初音ミク音楽を変えるかどうかとか、一般人に認められるか、とかは

わたしにとっては正直どうでもいい。

初音ミクを歌わせることは、

趣味編み物お菓子を作ることに似ているのじゃないかと思う。

既製品のセーターやお店のお菓子のほうが、よっぽどセンスがあって品質も高いし

値段だって安いけれど、

趣味で作りたいという人は存在し続ける。(流行り廃りはあるけど)

作ることが楽しいから作るのだ。

だけど、作りたいという衝動を持っている人のすべてが

オリジナルのセーターをデザインしたりオリジナルレシピを開発したりできるわけはないので、

編み図を買ったり、見本を真似したり、レシピ本を買って、作って、楽しんでいる。

たまには地域の文化祭に出品したりするのもモチベーションの源になるだろう。

根がミーハーなわたしは、新しい手法が紹介されてちょっとしたブームになると、

それがやってみたくてたまらなくなってしまう。

(すこし前だけど、羊毛からフェルトを作るフェルティングには興奮した。

羊毛にお湯と洗剤をかけて摩擦するだけで、靴やら帽子やら人形やら、

ふんわりやわらかに自在に整形することができるのだ。

だたし、毛玉が猛烈にでやすいのであまり実用には向かない)

わたしは、初音ミクにも同じような興奮を覚えてしまい(わたしは女なので性的な意味ではない)

今日、買ってしまった。

うまくできるかどうかわからないけど

家にあるキーボードに久しぶりに電源をいれることになりそうで、

とてもわくわくする。

もしもまかりまちがって、気に入った曲ができたら、ニコニコ動画に投稿すればいい。

きっとだれかが見てくれて、ヘボいとか言ってくれるだろう。



ただ趣味で作ったものというものは、

手作り品を他人にプレゼントしたり、お菓子を配ったり、ということについては

冷静にならなければならないかなあと思う。

あまりにもセンスが違う手作り服とかもらうと途方にくれるし、

大量に洋菓子を作って配ってくれても食べきれないし、病気で食べれない人もいる。

時々、ご近所にそういったものを配りまくる人というのがいるが、

これは相当に脅威的だ。

しかも、善意だからこそ余計に手に負えない。

そんなわけで、初音ミクで作った音楽を一般人に広めることに性急になるのは、

あまり幸せな結果が期待できなさそうだと、個人的には思う。


とまあ、そんなことはおいといて、

当面の楽しみを与えてくれたこのブーム(?)とそれに関わる人たちに感謝したい。

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