深く考えないで捨てるように書く - では誰も結婚しないかというと
上の二つの記事を読んで、結婚ってなんなんだろう、って考えた。
ぶっちゃけていえば、やっぱ結婚って概念の核になるものは、生殖なんだと思う。
出来るだけ優秀な遺伝子をキープしたい女と、
できるだけ多くの女とヤりたいが、いい女なら独占したい男と、
双方の思惑が歩み寄って、1対1で永続的に暮らすというシステムができた。
制度としての結婚とか、男と女の役割分担うんぬんなんてのはどれも、生物としての人間の「生殖」という営みに付随してあとから付いてくるものに過ぎん。
この生殖という「生の営み」の流れに本能的にあたりまえに自然に乗っかるのが、生存競争における「適者」だ。できちゃった結婚なんてのは生き物としてごくまっとうな姿。自然に求め合い、結びついて、子孫を残していく者たちこそが生き残っていく。
二次元キャラとか小説とか、自慰とかで性的欲求をなんとなく解消しちゃって、それで満足とは言わないが満足してなくてもなんとなくこんなもんだと思って生きている独身者たちは、要は生命力が足りんのですよ。遺伝子を後世に残さなくてもいい存在だから、残そうという欲求が起きないようにできている。
生活が便利になって家事が一人でできるようになった、とか、女性でも一人で稼げるようになった、とかいうのは、結婚しない本当の理由じゃない。ぜんぶ後づけのアタマで考えた説明。ありとあらゆる「結婚しない理由」がそろってたって、する人はするんだし。
本当の理由は、個人レベルで言えば、生命力の欠如。結婚したいと自然に思える本能の欠如。
そして、個人にそういう生命力の欠如を引き起こしている、背後の地球レベルの原因がある。増えすぎた人間を減らすべく、一部の人間たちは子孫を残さず死んでいくようにセットされているということだ。もちろんこれは科学的証明なんかできるはずない。信じられない人は信じなくていい。ただ、自然のシステム全体には、増えすぎたものを減らす自己調整能力があるということ。これは真実だ。
さて長々と書いてきたが、これを書いてる俺自身は、自分が生命力のない側の人間だと自覚している。そりゃモテたいとは思うし機会があればセックスもしたいが、そのために努力するという気力はなく、生身の人間はつきあうとなるとわずらわしい非コミュだし、結婚なんてなおさらごめんだ。
俺は子孫を残さず死んでいく、滅び行く種族なのだ。そう自虐しつつも、結婚して肉の子供を作る人たちにはできない、なんらかの使命があるのかもしれないな、という矜持もある。
なんらかの使命・・・そんなもの、ないのかもしれない。
だけど、滅び行く種族も、考える葦であることはできる。今ある自分をこのようにしている地球レベルの原因や人類の未来に思いを馳せた上で、自分が遺伝子を残していくことは清く拒否し、外見などに捕らわれず、優雅にファンタジーの世界に生き、孤独に朽ち果てていく。それもまた、人生じゃないか。
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